無理のないISO構築・運用で、本業に役立つ仕組みづくりをサポート（2/3）

負担を軽減できる運用の見直しで、企業から高い評価

　岡さんのもとでは、コンサルタントをはじめ、営業やマーケティング、カスタマーサポートなど業務を分業することで、それぞれのサービスの質を高めています。
　「自社が主体となって取得すると、担当者に業務や知識が集中し、その方が異動や退職すると運用に支障が出るケースも多いです。属人化を脱却し、当方がお客さまの〝ISO事務局〟となり、手厚い体制で長きにわたって支援します」

　運用改善では、大手企業からの依頼も多く、「実態と合わず、困っている」「ISOのための作業に追われて大変」といった声が多いとか。
　「一度取得したISOは長年運用するため、構築からずっと同じ担当者が担う企業は少ないでしょう。代替わりする中で、前任者から引き継いだ決まりごとを『自分が変えてみよう』とはなりにくいもの。第三者の専門家を活用してほしいですね」

　見直しは、「もしISO審査を受けないとしたら」と仮定して、自社に必要のない仕組みを洗い出すことから始めるそう。経験知から本来の目的や審査を通過できるレベルを考慮しながら、取り組みのスリム化を図ります。
　「何年も運用を継続されたり、再取得したりしたお客さまから『現場の負担が減り、運用が楽になった』『これならずっと続けたい』と、違いを実感していただけたときはうれしいですね」

　また、「要求事項を満たすレベルをさらに上げたい」「社内のISO担当者を育成したい」など、企業のニーズに応じてさまざまなサポートを用意。紹介での依頼も多いそうです。

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