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「テストが楽しみになった」「子どもが変わった」。自信を高め、着実な一歩へと導く学習塾

勉強嫌いを変える!子どものやる気を高め、成長を促す塾長

上山憲司

上山憲司 うえやまけんじ
上山憲司 うえやまけんじ

#chapter1

小中学生を対象に、コミュニケーションを重視した最大4人までの個別指導を実施

 「テストで20点の子が、いきなり40点を取れるようになる必要はありません。21点でいいんです。一歩ずつ、着実な成功体験の積み重ねを通して、子どもたちに生きる力を身に付けてもらうことを目指しています」

 そう語るのは、小中学生向け学習塾「一歩塾」の塾長、上山憲司さんです。原則、最大4人までの個別指導型で、それぞれの理解度に合わせて教えています。

 上山さんには、子どもたちと向き合う上での二つのこだわりがあります。一つが「変化を実感してもらう」ということです。
 「自分からすすんで机に向かうなど、子どものモチベーションにつながるような接し方を心掛けています。大事なのは、子どもがやる気になること。嫌々来ても意味がありません」。自発的な姿勢を促すために重点を置くのがコミュニケーション。ゲームやアニメ、趣味の話題を積極的に盛り込みながら、子どもたちが学びに対して前向きになれる環境づくりに努めています。

 もう一つは「勉強嫌いの理由をなくす」ということです。
 「勉強は、分かればどんどん面白くなっていきます。ところが成績が振るわず、家でも、学校でも、塾でも怒られていたら、好きになれるはずがありません。私の役目は叱ることではなく、できたところをほめてあげることだと思っています」

 子どもたちの「できる」に注目し、自信を高めていくのが上山さんのスタイル。「テストが少し楽しみになった」「学力が付いて、手応えをつかめた」「子どもが変わった」「最近、勉強時間が増えている」など、子どもたちや保護者からは、こうした声が寄せられているそうです。

#chapter2

教育事業大手で実績28年、子どもたちの自己肯定感を高めるサポート役を志す

 子どもたちに、生きる喜びや学びの大切さを伝えたいと、一歩塾を始めた上山さん。大学卒業後は、教育事業を手掛ける大手企業に入社。小学校から大学までを対象に、子どもたちの学びの成長をサポートする業務に就いていました。

 「文部科学省が定める学習指導要領も踏まえ、どんな内容であれば、子どもたちに必要な力を育んでいけるのかを考えてきました。子どもたちに、より良い学びを提案していく仕事は有意義で、得るものが多くありました」
 
 充実感を覚えていた上山さんでしたが、一つだけ気になることがありました。自分に自信が持てなかったり、元気がなかったりする子どもたちの姿です。
 「国の調査を見ても、日本人の自己肯定感は世界の国々と比べて低いという結果が出ています。若者の自殺が多いのも、非常に残念なことだなと思っていました」

 子どもたちには、「自分はできるんだ」と自らの可能性を信じてほしい。もともとチャレンジ志向が強かった上山さんは、28年間勤めた会社を早期退職します。子どもたちのすぐそばで後押ししていきたいと、2021年に開校しました。

 「勉強が苦手な子にも、興味を持ってもらえるように数字パズルのプリントを渡してみたんです。すると、普段のテストでなかなか点数がとれない子が、友だちよりも早く解けたんです。すごくうれしそうな笑顔が印象的でした。さまざまな工夫を凝らしながら、子どもたちの『できる』を引き出していきたいですね」

上山憲司 うえやまけんじ

#chapter3

子どものいいところを伸ばし、歩みを進めていく「地域に愛される塾」を目指す

 地域に愛される一歩塾に。上山さんはそんな目標を描いています。
 「会社員時代も教育に携わっていましたが、学校単位で数百人規模の子どもたちに向けた取り組みがほとんどでした。一方、当塾では一人一人に目が行き届き、日々の様子を間近で見守ることができます。『勉強ができる、できない』にかかわらず、みんないろんな悩みを抱えていますが、子どもたちが課題をクリアしていく過程をサポートできることに、大きなやりがいを感じています」

 一歩塾のおかげで、今の自分がある。子どもたちの成長を手助けしていく延長線上に、そんな言葉が聞こえるような存在になりたいと言います。

 「私自身、家庭では2人の子を持つ父親でもあります。わが子に対しては、『ああなってほしい』とか『こうなってほしい』とか、どうしても焦ってしまうものですよね」と上山さん。保護者の気持ちも理解できるからこそ、保護者とのコミュニケーションも重視しています。
 「保護者の皆さんは心配で早急な変化を求めますが、おのおのにペースがありますし、子どもなんですから、未完成で当然です。悪いところに目を向けるより、いいところを伸ばしてあげたいと考えています」

 一歩一歩、ゆっくりと確実に成長していくということ。そして、踏み出した一歩を止めることなく、やる気を持って前進し続けるということ。「一歩塾」という名前には、この二つの意味が込められています。上山さんはこれからも、子どもたちとともに歩みを進めていきます。

(取材年月:2022年11月)

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上山憲司

勉強嫌いを変える!子どものやる気を高め、成長を促す塾長

上山憲司プロ

個別指導塾

一歩塾

子どものやる気と自発的な取り組みを何より重視。その姿勢を生み出すため、コミュニケーションを通じて楽しく通える環境づくりを意識する。「できない」より「できる」に着目し、自己肯定感を高めるサポートも。

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