年齢と共に声を出しづらくなってきた方に
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口明保です。
マスクをしながら過ごしていると、どうしても見られる意識が減り表情筋が落ちてしまいます。
特に口の部分がマスクで覆われ全く見えないので口を動かす力が落ちてしまった方をたくさんお見掛けしてきました。
これが声を出す上でとても重要な筋肉ですので当校では重点的にトレーニングをしています。
今回は表情筋の重要性と落ちてしまうとどんなデメリットがあるかを書いていきます。
印象を決めるのは顔の動かし方
印象は顔の、表情の動かし方で決まります。
こう書くと当然の事と思うでしょうが、自分の表情がどう見えているかを分かっている方はごく少数だと思います。
自分で思うよりも表情を動かせていない方がほとんどですし、表情と声の印象は連動しているものなので表情筋が落ちてしまうと暗い、冷たい声の印象にもなりやすいのです。
これを変えていくに、当校では口を動かすトレーニングをしています。
明るく見える口の動かし方や、ハキハキと声を出すための筋肉のつけ方を練習していくことで、誰でも明るくハッキリした印象の声の出し方を体感できますしトレーニングの仕方がわかって感覚がつかめていくと、そういったいい印象で話す声はご自分にとっても出していて心地よい声になるので表情筋を動かして話すクセ付けも出来ていきます。
これは体の動かし方なので、人によって最初の状態や成長スピードの差はあっても練習していけば確実に身に付けられる力です。
ただただ表情筋をつけなければとトレーニングしても、なかなか習慣化しにくいですし効果を実感しにくいものです。
しかし、声と連動して練習をしていくことで良い印象で声を出せる実感を得られますし、声を出すたびに表情筋が動かせるようになれば習慣化しやすく、ずっと続けて表情筋を維持し、成長もしていけるようになっていきます。
これが表情筋とボイストレーニングを一緒に行う最大のメリットだと私は考えています。
表情筋が落ちるデメリット
表情筋が落ちてしまうと、良い印象で声を出せない、ハキハキ通る声で話せなくなるという声の印象に関するデメリットがあるのですが、たくさんの生徒さんと話をする中でそれ以外のデメリットもあると感じています。
マスクをして生活しているとどうしても口呼吸になりやすいのです。
口呼吸がクセ付くと口を閉じる筋肉も落ち、マスクを外している時も口が開いてしまいやすくなります。
特に寝ている時に口が開いていると喉が乾燥しやすくなり痛めやすくなり風邪にもかかりやすくなってしまいます。
生徒様の中でも、最近ツバがよく飛ぶようになってしまったという方がいらっしゃいましたが、口が乾燥していくと体が何とかしようと反応し様々なデメリットが生じます。
逆に言うと筋肉が落ちて起きていることなので、マスクをして生活していてもトレーニングを行っていけば大きく改善していける部分が多いと私は考えています。
ぜひ、こういった症状に心当たりのある方は表情筋のトレーニングをお試しください。
堀口メソッドボイススクールでは、お話を聞いてその方にとって変化を感じられる体験レッスンを無料で開催しています。お電話や当校問い合わせフォームから予約いただけますのでぜひご活用ください。