響く声ってどういう声?
こんにちは堀口メソッドボイススクールの堀口です。
今回は話すときの表情、表現についてお話します。
表情は顔の動かし方で出来ている
表情の硬さ、感情が伝わらないなどと言われると、自分の気持ちや性格の問題と感じて変えられないものと考えがちです。
しかし、表情というのは筋肉で出来ていますし、表現というのもその筋肉の動かし方で伝わります。
スポーツをイメージしていただくといいのですが、ボールを蹴ったり投げたりということをする時、何も練習しなかったら外してしまったり思いもよらない方向に飛んでいくと思います。
表情の硬さ、表現も同じで筋肉が動かし慣れてない硬い状態ですと上手く動かせなくて固く感じますし、どう見えるのか自分で分かっていないと見当はずれの表現になり上手く伝わっていないことが多いのです。
なので当校では表情が硬いという人も顔、口の動かし方から練習していきます。
緊張や顔のこわばりというものを何とかしようとした時、気持ちを強く持とうとかそういう場に慣れていかなきゃ…という気持ちや気合でなんとかしようと考えがちですが、ただ闇雲に挑んでもただただ失敗経験と感じて余計に苦手になることも多くあります。
重要なのは話し方の練習をして、自分の表情、表現でどこが足りなくて、これを練習して身につけたらよりよく出来るなということが分かっている状況でそういった場に挑むことです。
そうすると、以前より確実にクオリティは上がっているでしょうし、何よりも失敗したとしてもその原因がはっきりした状態、もっと表現を入れればよかったとかこわばったから直前にほぐしておけば良かったなど対応や成長方法が見える失敗になるので、前向きな気持ちでそういった場に挑めるようになります。
以前、当校に通われていた方で表情が硬い、気持ちが伝わらないという事がお悩みで来られた方がいらっしゃいました。
その方と顔を動かすトレーニングをした際、こんなに顔を動かすというのはいつもの自分のキャラと違いすぎて恥ずかしいという事をおっしゃっていました。しかし、鏡で確認していただいて大きく口を動かした際の表情を確認していただくと、案外自分で思うより動いていないことを確認していただきました。
同時に、普段するくらいの笑顔でと意識して動かしていただくと全然表情が変わっていないと感じていられました。
このようにほとんどの方は自分で思う表情と外から見えている表情に差があります。
しかも、自分の口の動きと比べてテレビでアナウンサーさんなどの口元を観察していただくと分かるのですが、かなり大きく動かしているのですがそれが気になった方はいらっしゃらないと思います。
人はそんなに表情を事細かに見ていないです、口が大きく動いていても気にならない方がほとんどです。
このように表情を大きく動かす気持ちのハードル部分も下げていくことで、表情を出す、表現をすることへの抵抗感が下がっていきます。
練習を重ねることでその方は、すごく優しく穏やかに伝わる口調に変わられて部下の方ともよく話しかけられるようになったそうです。
その方の個性、年齢などによって成長の幅は違いますが、どのような方も練習していけば筋肉はついていきますし、表現も自分なりで良い伝え方というのは身につけていけます。
人と話すこと、伝えるということはどのような仕事、どのような時期でもしないということはなく一生ついて回ることです。
ぜひ、当校で自分を発揮していける力の付け方を見つけてください。
堀口メソッドボイススクールでは無料で体験レッスンを行っています。
その方その方に合わせて個人レッスンをしていますので予約制です。
小金井教室での対面レッスンに加え、ZOOMを使ったオンラインレッスンにも対応いたしました。
ぜひ、電話や当校HPの申し込みフォームからご予約ください。