男の仕事と、女の子育て

渡辺光里

渡辺光里

テーマ:子育てパートナーシップ心理

ワニの性質を真面目、
イルカの性質を自由、として
パートナーシップのお話です。
真面目な自分、ワニに性格
自由な自分 イルカの性格

私自身子育てをしていないので、子育てを語るのはおこがましいですが、沢山の生徒さんママのお話を聞いてると、テンプレ?くらい、みんな同じことになるのと、私自身も子供達と毎日接していたり、恋愛をしたりしたときに感じることがママ達と一緒なので、このトークをしてみようとおもいます!

パパ→仕事でそれどころじゃない!
ママ→仕事ばっかで子供のこともうちょっとちゃんと見てよ!

これ2人とも同じことを言ってます。。

男の人の仕事と女の人の子育ては全く一緒だからです。
で、よくあるのが子供のこと、特に受験のことなどで、パパと意見が割れたりする時、
パパはそれに何の意味があるの?
どこを目指してるの?とか
プロセスや感情を飛ばしてママを詰めたりします。
でもこれは女性には何かこういう仕事をすれば自ずと成果出るよね?という理想論にも聞こえるのです。
いやいや子供は人形じゃなくてモンスターですからね笑
ママは日頃、子供の感情の起伏や頑張ったり頑張らなかったりするところを見ているので、パパの理想通りにしようとしてもうまくいかないことを知ってるし、それでは子供のためにならない、とパパが見ていない部分を見ています。

これは、ママがMAXワニモードのところ
パパがイルカ全開になっています。
男の人にとっては仕事が大変なのは重々承知ですが
どこか子供のことの方が簡単、仕事は大変なんだぞ!
っていう思い込みが自然にある感じ。
また女性もこの揉め事の時に、
パートナーの仕事や仕事の飲み会やコミュニケーションの事を、嫌悪したり、こんなに子育てが大変なのに、、忙しくても連絡の一本入れられるよね??
自由に仕事して、、
という決めつけが自然にある状態です。

女性目線でいくと、
子供、という分野においてはどこまでも罪悪感がつきまとったりしがちです。
子供がいるのに、遊んではいけない、女でいてはいけない、自分のキャリアや自由ばかり優先してはいけない。

職場においても多分そうなんだと思います。
子供が熱を出したら早退をしなきゃいけない。
というのも女性には普通のことですが、共働きで真っ先に早退してくれるパパがどのくらいいるか、、

女性は子育ての現場にワニを常に置いてるからです。
どれだけ真剣に仕事に向き合い一生懸命にやったとしても、どこかそこにいる自分は自由だと罪悪感を感じてしまうのかもしれません。
パパは職場を放って帰ることにママの子育てと同じくらいの罪悪感を感じます。

男性もまた一緒で、常に職場にワニを置いています。
なので仕事に余裕のある時は
家庭は癒しの場にしたいと思いイルカになり
そうはいかないとなると、
なんか色々肯定してくれる別のお姉さんとか、
お金払えばやったー!かっこいい!って素直に喜んでくれるお姉さんがいるお店などに癒しを求めたりしますね。。

そして仕事に余裕がなくなると、
その癒しの場で癒される自分を罰したりします。
そして、みずから可愛げのない態度をとる。
態度悪くなる。。
絶対パパが悪い案件なのに、とか渋滞で仕方ないのに、とか自分がミスしたせいなのに、イライラされる。
え、こっちが怒る案件ですけど?なんでそっちが機嫌悪いの?!みたいな。。

もちろん真面目さの分量によるし、
この振り幅が狭い人もいますし
職業にもよります。自分の今日の働きが直接お給料に影響がある人なんかはこの波が出やすいし、
お給料が安定した人や会社の待遇が家庭に優しかったりすれば柔軟かもしれません。

よく動画に出ている、こんな素敵なパパだったらいいのに!みたいな人は動画への興味とイルカ全開で子育てに熱中した結果、行動がそこにちゃんと伴い、さらに奥さんがそれを嫌がってない、ということが起きてるのかもしれません。

本当はパパはワニをママはイルカを少しずつ家庭で出せるようになるとうまくいくのかもしれませんが、
これは男性が余計なプライドを捨て、
女性が自分の自由を認めないといけなくて、
かなり精神性を高めて各々が自分と向き合わないと 
難しいかもしれません。
このプロセスには男性がプライドを捨てたかと思ったら自己肯定力が下がっていただけだったり、
女性が自由を許可したかと思ってたらただ、自己中心的になってたという落とし穴も経由するかもです。

そこで何となくやってみたいのは、
ママがライオンで頑張り、パパがユニコーンで優しさを出す!ってのはどうでしょう?と思います。

この2つはワニイルカに比べて、
こだわりが少ない大雑把タイプなので、
嫌な喧嘩にはなりにくいです。
多少ライオンがポジティブ、ユニコーンがネガティブなので、ライオン側が女性の方が、揉めにくい。

最初の受験などの揉め事でいうと、
ママが決めていい!!
ってことにする。パパにして欲しいことははっきり具体的に伝える。パパも細かいとこまで気づけなくていいから、ママに言われたことはする。など。

あとはママが元々イルカユニコーンタイプなのであれば、また違う手があるかもしれません。

こういうのは中々すぐうまくいくものではないけど、
夫婦間で今私何出てる?あなたは何出てる?
どれ使ったら仲良くやれるかな?とか話し合える関係があれば理想ですよね。
コントロールしようとせず、
さらにいちいち傷つかず、めげずに話すみたいな感じですかね。
もちろん、分かり合えない相手と一生すごさなくていいし、さよならして次の人生も歩むのもいいけど、
せっかく縁があって素敵な家族が出来たのだから、
乗り越えて絆を深めるっていうのも、
今までの家族を見守ってきた側からすると
願いだったりします。

生徒さんたちが赤ちゃんから大学生になるまで、
共に過ごす時間があったりしますからね。
いろんな変化があるお家もあるけど
これからもどんな選択をしても、いつでも応援団でいさせてください、という気持ちで生徒さんたち家族と接してます!

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渡辺光里
専門家

渡辺光里(ピアノ講師、リトミック講師)

ひかりピアノ

独自で考案した6つの性格判断と対処法をベースに、子ども一人一人に合わせてピアノとリトミックを指導。音楽を通して子どもに寄り添い心までケア。心理学の知識を生かし、保護者の子育てや家庭の悩みにも対応。

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