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渡辺光里プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

自己肯定感を上げようとするとハマる落とし穴

渡辺光里

渡辺光里

テーマ:子育てパートナーシップ心理

今の世の中はSNSで誰でも発信できるし、
AIで適当に生成した動画などもたくさん出回っています。
医療のことやら心のことやら、お金のことやら
煽ったほうがバズるので、
中身より煽ることを重視しているような
動画も結構あるなと感じます。

自己肯定感をあげよう、
とか
自己肯定感を上げる子育て、

というような発信も多いですが、
AIに生成されたり、
フォロワー数確保のために、
流行りのワード入れました、みたいな内容を
上っ面だけをインストールしても
本質からずれてしまい、
自己肯定感を上げる、ということの本質がわからないまま、
こんどは自己肯定感をあげないといけない
or自己肯定感低いあいつは自分より下
という、劣等感優越感地獄にハマるひとも多いです。

自己肯定感を上げる、と検索すると、

自己肯定感を下げてくる人特徴
自己肯定感低い女性特徴

とかでてきたりします。
勿論嫌な人からは離れていいと思いますが、
自己肯定感、、って自分と向き合っていたはずが、
なんか他人を気にしてしまうようなワードがたくさんでてきます。


【自己肯定感を下げてくるあいつ】
から離れても自分が変わらないと
また同じように下げてくる相手が
目の前に現れます。

【私より自己肯定感低いあの女】
と感じたところでそれは
自分自身を映し出しただけです、、涙

人を下に置くと必ずまた別の誰かより下にいる私、もセットで経験するようになってます。

また
自己肯定感=自分の意見、気持ちをきいてあげる!

一見いい感じに聞こえますが、
対人関係でやたらやると
ただのわがままになります。
相手がNOというならNOです。
変えられません。

それをなんであいつは!
私のいうことを聞いてくれない!
軽んじられてる、もうお別れ!
NOなんてひどい!
なんでわかってくれないの?

となったところで、、
先に相手を理解しようとしてみるという自分の課題!だったり(例えばですけど)

相手がNOだと、なんでだめなんでしょうか?
相手がNOだとずっと不幸せ??
相手も同じように理解して欲しくて
くるしんでたとしたら?

自分を蔑ろにして他人の顔色を伺うのも辛いけど、自分の価値を無理に上げようとして、
わがままに生きすぎたり、相手の気持ちを理解しようとせず大切なものを失っては本末転倒です。

自分の価値を上げるということももちろん大事ですが、周りの大切な人たちと笑って楽しく過ごせていたら、価値がいまどこにあるかなんて気にならないはず。

[[友達]]

女性は子育てや環境によって、
男の人より友達が変わっていく傾向にあると
いいます。
ママ友とかは子供のために波風たてられないところもあるので、仕方ないこともたくさんありますよね。
なので気遣い上手の女性の世界にありがちですが、友達同士で自分より上、下
とか、優先順位みたいな感覚が
少しでもあるようなら、(上でも下でも)
それは友達というよりしがらみになってしまい
結構辛いし、ぬるま湯から茹でたカエルみたいに、それが当たり前で気づいてない場合もあると思います。

でもまたですが、
人を下に置くと、
人より下な自分!もセット!!

だから、本当マウンティングされて嫌な思いしてるママとかは気にしないで全然大丈夫です!!
マウンティングする人は必ず他の誰かよりは下にいてしんどいはずだから。
そしてマウンティングしちゃうって人もね、
もう辛いよね、よくやってる、、競争を!
兄弟とかいて、くらべちゃってたかな?
だれかにマウンティングされつづけて我慢したりしたかな?お母さんの期待に応えようとしてたのかな?本当頑張ってんだよね。
褒めて欲しかったよね。
まずはそれを労うことからね。

誰に意見を通さなくても、
いうこときいてもらえなくても
褒められなくても認められなくても
それと自分の価値とは何の関係もありません。
誰も聞いてくれなくても、
ブラジルの皆さん、聞こえてますか??
くらいふざけていてOK。笑


子供を叱らずに上手に子育てしたり、
旦那様と素敵なパートナーシップをやること
友達がたくさんいること
高学歴高収入
キラキラ輝くこと
充実した毎日を送ること
幸せを感じること
と自分の価値は関係ない。
なんかちょっと逆に残念だけど。。


自分の価値のために必死にこれらを作っても
なぜかリア充アピールでみんなから嫌われたりするのです。


人はそれぞれ違うけど
横のフォーメーションで付き合える友達と
過ごす時間はとても楽しいですよね!
あいつはシュートをうつ係で、
俺はゴールを守る係!
チームを良くするためにケンカはするけど
わざわざゴールからシュートしに行かないし、
シュート入ったら喜ぶし、
嫉妬なんてしないはず!
(ちなみにパートナーシップだと、
なんでゴール守りに来てくれないの?!
っていうまた違うおかしな現象がおこります)

まずゴールを守る係を楽しむことが
自己肯定感を高める、につながり、
別ポジションからわざわざシュートを決めようとしたり、誰かに自分の役割をやってもらうことで
自己肯定感を上げようとすることは、
なんか色々おかしなことになっています。

[[解釈の違い]]

おばさん

という言葉、私結構好きなんですけど、
おばさんの解釈が、
=年取ってみにくい、、とか
なりたくない、、の人からすると、
自分のことおばさんって言ったり言われたりする私のことを自己肯定感低い奴
と思ったりするかもですね。

でもobasan!!
ほど愛おしい存在はありません笑
頑張って人生生きてきておばさんになれた!
という感じです。
おばさんはしゃいじゃったね!
とか言い合うのが、一緒に歳をとってきた友達との分かち合いであったり、

最近歳を感じるよね、
忘れちゃうよね、
痩せなくなるよね
跡消えないよね、

こんなママたちとのやりとりも、
子育てをやってきた美しさみたいなものを感じるし、なにより、
よね〜の奥には
子供達成長したよね〜があるから
なんか歳を重ねるのはそれなりに不安はあるけど、嫌じゃない!

もちろん、
おばさん=女としてみられてない
みたいな解釈でもいいし、
おばさんにならないように美しくいるぞ!
とかも素敵です!
でもおばさんと呼ばれてしまった時ショックかもしれません。


結婚とか離婚とか、働くとか、専業主婦とか、
金持ち貧乏などなど
これにもひとそれぞれの解釈があるので、
自分の解釈で、誰かのことを幸せか不幸かを決めつけて、自分の位置を確認したりすると、
またこれ様子がおかしなことになってきます。

で、もう一度になりますが

子供を叱らずに上手に子育てしたり、
旦那様と素敵なパートナーシップをやること
友達がたくさんいること
高学歴高収入
キラキラ輝くこと
充実した毎日を送ること
幸せを感じること
と自分の価値は関係ない。
なんかちょっと逆に残念だけど。
2回目。

[[自分を褒めよう?]]

自己肯定感を高めるポイントとして
自分を褒めよう、、とかもでてきます。
そりゃそうなんですけど、
褒められないようなダメダメな日もあれば
、誰かに叱られてしまう日もあります。
そんなとき、
褒めることがよい!としすぎると、
今日はダメだった!これじゃいけない!
がセットでついてくる。

先程高学歴高収入と書きましたが、
これはとても憧れですが、
これがなくなってしまったら
自分の価値が下がる、という解釈でいると
しんどいです。
どうせ金目当てなんだろ?とか、
そういう悩みが尽きない経営者も
結構いると思います。
病気とかもそうです。
最近大きな病気をしてしまって
彼女と別れてしまった友達がいて
次の恋愛をするのが怖いらしく、
よく相談に乗るのですか
病気をしようがフラれようが
自分の価値とは関係ありません。
むしろその経験を得ただけ。

いいところを沢山見つけよう!
もいいけど、そのいいところがくだらなければくだらないほど意外と自己肯定感は上がる。

飲む10分前にビールを冷凍庫にいれておくのは忘れない!
とか笑
すごいことで褒めようとするより、
簡単なことでさっさと褒めてしまおう!
褒められないような日はどうせかならずくるんだから。

[[自己肯定感を上げる子育て]]

それがないと価値のない自分になってしまうなんて、いちいち辛いし疲れる人生。
だから、褒めるとか成功体験を与えることは、
自信にはつながるしいいことだけど、
そちらばかりやろうとすると
セットで何か否定されたり失敗した時に深く
ショックをうける体験もついてきます。
もちろんその体験すら素晴らしいものだけれど。

失敗したって叱られたって
いいじゃないか、
失敗したときも、叱ってる時も、
大好きで
1ミリも愛は減ってないもの!!

私が
生徒さんたちを叱る時も、
失敗に一緒に直面したときも
必ずそれがちゃんと伝わるように心がけています。(多分、ピアノが上手に弾けないから先生にあまり好かれてない、なんて思ってる子は1人もいません。実際、全然関係ないですし、みんな大好きです!!)

そうやって育った自己肯定感は
人のことも理解し許してあげることが
できるかもしれません。

[[自己肯定感をあげる]]

なにか、プラスで出来ることあるかな、と
考えるのにはいいけど、
この悪い状況をよくしたい、
と自己肯定感を上げようとするのは
やや危険です。
だから別に上げなくていい。
まず自分を否定することにOKを出すことからはじめて否定しまくろう!!
(そのうち飽きます)

ただ自己肯定感が高いことで得することといえば失敗を恐れずチャレンジする経験により
人生がどんどん開けていく可能性は高まります。

結局のところ
この思考如きが、
自己を否定しようが肯定しようが、
人の価値なんてみんな最高に素晴らしいのだから自分では否定したまま、
チャレンジしてしまおう!

くらいの感じが
悩んでる人には案外いいかもしれません。

じぶんにあったやり方で、いいし、
自己肯定感が低い一日も、
素晴らしいあなたの大切な人生の1ページです。

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渡辺光里
専門家

渡辺光里(ピアノ講師、リトミック講師)

ひかりピアノ

独自で考案した6つの性格判断と対処法をベースに、子ども一人一人に合わせてピアノとリトミックを指導。音楽を通して子どもに寄り添い心までケア。心理学の知識を生かし、保護者の子育てや家庭の悩みにも対応。

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