風、声のデザインルーム、バロック舞踊まがいの試みに~
第3章
瞑想と声楽の関係性
感動を生み出す瞑想体験
瞑想することで尾てい骨に振動が生まれ、空気が振動しだし、これが声の振動となって
小さな声でもホールに全体に伝わります{そのような感覚になります}
声の流れは深さをつくってくれます。
そして、頭のてっぺんから足裏まで、しっかりと一本の樹{のよう}にしなければ、音楽の流れまでは
生み出すことはできません。
そのために瞑想があり、瞑想中は骨が振動しだすので、外国語の発音もよくなり、
言葉そのものが音符の響きになると感じやすくもなります。
歯ぐきまで振動する感覚を経験できるからこそ、美しいイタリア語や、ドイツ語や、日本語や、フランス語
が生まれてきやすくなります。
音楽では、体が楽器といわれますが、訓練しなければ、楽器にすることはできません。
瞑想は、人体を楽器化させるのです。
今まで以上に自分が振動しだすと、その波動が聴いている人々の体にも振動を生み出すので
それが感動ということになるのでしょう。
感動は人に与えるものですが、人に入っていくものでもあるのです。