詩吟ボイストレーニング、肩の力が確かに抜けました～と～。今

2020年2月12日

コラムカテゴリ：スクール・習い事

詩吟ボイストレーニングの70歳代の男性に今日初めて身体脱落を指導させていただきましたら、やはり他の生徒さん達と同じことをおっしゃいました。それは、肩から力が流れ落ちる様で大変幸福感があります。と。

仙骨と丹田と尾てい骨の3点に集中し、ついで、消えて欲しい部分の力をこの3点に集中しながら自分を観るのですね。｛みえますよ～～｝上半身が弛緩し始め、余分なものが溶け始めるのですね。

この方は10年ほど長唄の修行をなさり、子供の時から歌舞伎に親しんでいらしたそうで、舞台芸術のなんたるかを、重々ご存じですから、このように内部の開拓がいかに大事であるかは、私などよりも
ごぞんじなのです。しかし、詩吟と長唄は、違いますからそこの違いの良くご存じなわけです。しかし、ご自分でなにが不足しているか知りたくて、ボイストレーニングにいらしているのです。

凄いですね。

余分なものが流れ出てしまいますと、残るは必要なものだけです。ここまで来て実際に吟じていただきました。もう、いつもと違う。艶のある、太い声、そして柔軟性のある魅力的な声になり、節調も体の内部が勝手にやってくれる感じのところまで到達したのです。源氏にかかわる詩です。詩吟は漢字に惚れ込みますね。
ほんとに、漢字の美しさに感動いたします。コンクールに向け発奮し始めたところです。

この記事を書いたプロ

人の心に響き、感動を与える「声」の指導者

堀野温代（風・声のデザインルーム）

080-5494-9942