YouTube2.0から4.0時代へ|会社員が副業で月10万円を目指すショート動画戦略

新井一

新井一

テーマ:起業

起業家インタビュー(聞き手:伊藤純子)

YouTube2.0から6年以上で何が変わったのか

――新井さん、最近のYouTubeの変化って、本当にすごいですよね。6年前とは全く違う世界になっているというか。

新井:そうなのです。2019年9月に「YouTube2.0」という概念が語られていたのですが、あれから6年以上。今はもう完全に別次元ですね。当時は「企業がYouTuberに商品紹介を依頼するのではなく、企業自身がオウンドメディアとしてYouTubeチャンネルを持つべきだ」という主張が革新的だったのです。

――なるほど。企業のコンテンツ資産を積み上げるべきだと。

新井:まさにそうです。YouTuberのチャンネルに出稿しても、コンテンツはYouTuber側に溜まるだけで、企業には何も残らない。だから企業が自前でチャンネルを持って、そこにYouTuberを呼ぶべきだという考え方でした。で、今はどうなっているかというと...もうそれが完全に当たり前になっているのです。

――当たり前、ですか。

新井:ええ。大手企業はもちろん、中小企業、個人事業主まで。公式ホームページと同じように公式YouTubeチャンネルを持つ時代になりました。YouTubeは2025年2月で誕生20周年を迎えて、月間利用者数は世界で25億人以上、日本国内では7,000万人。もはやインフラです。

YouTube4.0は何が違うのか?

①ショート動画の爆発的成長

――では、今の時代を「YouTube4.0」と呼ぶとしたら、何が革新的なのでしょうか?

新井:大きく3つの変化があります。まず1つ目がショート動画の爆発的成長です。2021年7月にYouTubeに「ショート」機能が追加されました。最大3分の縦型動画ですね。TikTokやInstagramリールに対抗する形で始まったのですが、これが予想以上に伸びた。

――どれくらい伸びたのですか?

新井:2026年現在、YouTubeショートは1日2,000億回再生を突破しています。もう...とんでもない数字ですよね(笑)。しかも2023年2月からショート動画も収益化されるようになったので、一気に「ショート動画を本気でやる人」が増えました。

――収益化できるというのは大きいですね!

新井:ええ。企業にとっても、ショート動画は低コストで認知拡大できる強力な武器になりました。何よりスマホ1台で撮影から編集まで完結する。制作ハードルが劇的に下がったのです。

②AI機能の拡充が個人の可能性を広げた

――2つ目の変化は何でしょうか?

新井:AI機能の拡充です。2024年から2025年にかけて、YouTubeはAI機能を次々に実装しました。動画要約機能、編集支援アプリ「YouTube Create」のテンプレート機能、新興クリエイターを支援する「Hype」機能。AIがサムネイルを提案したり、視聴維持率を分析したりしてくれるのです。

――つまり、動画制作の専門家じゃなくても...?

新井:そうなのです! それなりのクオリティの動画が作れるようになった。2019年の「YouTube2.0」では「YouTube作家」という専門人材が必要だと言われていたのですが、今はAIがその役割の一部を担ってくれます。これは会社員の副業という観点で見ると、すごく大きな変化です。

③企業チャンネルの「テレビ番組化」

――3つ目は?

新井:企業チャンネルの「プロ化」ですね。2026年、企業のYouTubeチャンネルは完全にテレビ番組のようになりました。芸人をMCに起用したトーク番組、しっかりシナリオが作られたショートドラマ、スタジオ収録された対談企画...まるでテレビ番組のようなクオリティの動画が、企業チャンネルから次々に公開されています。

――すごい時代になりましたね...

新井:しかも、ただ高品質なだけじゃない。ライブ配信でリアルタイムに視聴者とコメント欄で対話し、コミュニティを形成する。視聴者を「ファン」に変えていく仕組みが完全に確立されたのです。

会社員のまま起業したい人にとって、YouTube4.0は何を意味するのか

――ここまでのお話を聞いて、会社員が副業で起業準備をする場合、YouTubeをどう活用すべきなのか、すごく気になります。

新井:そこなのです! 6年以上前の「YouTube2.0」の時代、会社員が副業でYouTubeに挑戦するのは、けっこうハードルが高かった。機材も必要、編集スキルも必要、そもそも「何を撮ればいいのか」もわからない。でも2026年は全く違います。

――どう違うのですか?

新井:スマホ1台あれば、今日からYouTubeショート動画を作れるのです。AIが編集を手伝ってくれる。テンプレートも豊富。しかも3分以内だから、通勤時間で撮影できる。これ、すごくないですか?

――確かに...! 通勤時間でコンテンツが作れるって、会社員には最高ですね。

新井:まさにそうなのです。「会社で働きながら起業準備する」という観点で見ると、YouTubeショートは最高の武器です。まず認知を広げる。ショート動画で興味を持ってもらう。その後、長尺動画で専門性や信頼性を伝える。そしてコミュニティを作って、ファン化していく。この流れが、個人でも回せるようになったのです。

「ショート→長尺→コミュニティ」の黄金ルート

――具体的には、どんな流れで進めればいいのでしょうか?

新井:今のYouTube運用は、この流れが基本になっています。まずショート動画で認知拡大。3分以内、スマホで完結。次に長尺動画で信頼構築。10分から20分で、専門性を伝える。そしてライブ配信やコメント欄でコミュニティ形成。ファン化していく、という流れです。

――なるほど。段階的に信頼を築いていくのですね。

新井:会社員のまま起業準備をする人にとって、これは非常に相性がいいのです。まずショート動画で「この人、面白いな」と思ってもらう。次に長尺動画で「この人、ちゃんとした知識があるな」と信頼してもらう。そしてライブ配信で「この人と一緒に何かしたいな」とファンになってもらう。

――全部が「資産」として残る、と。

新井:そうです! しかも、全部が企業の、いや個人の「資産」として残る。2019年の「YouTube2.0」で語られていた理想が、個人レベルでも実現できるようになったのです。

YouTube4.0時代、誰でもコンテンツ資産を積み上げられる

――結局、YouTube2.0とYouTube4.0で一番変わったのは何でしょうか?

新井:誰でもコンテンツ資産を積み上げられるようになったということです。6年以上前は「企業がオウンドメディアとしてYouTubeを持つべき」という主張が革新的でした。今は「個人も当たり前にYouTubeを持つべき」という時代になった。そして、AIとショート動画の登場で、そのハードルは劇的に下がったのです。

――では、会社員のまま起業準備をしたい人は、まず何から始めればいいですか?

新井:まずYouTubeショートを始めてみることです。スマホ1台、3分以内。これだけで、あなたの専門知識を世界に発信できます。6年以上前の「YouTube2.0」は、企業にとっての革命でした。2026年の「YouTube4.0」は、個人にとっての革命なのです。

――ありがとうございました! すごく勇気をもらいました。

新井:こちらこそ、ありがとうございました。皆さんも、ぜひ今日からショート動画を1本撮ってみてください。あなたの起業準備は、そこから始まります。

新井一氏プロフィール

起業18フォーラム代表。「会社員のまま6カ月で起業する」方法を伝える起業支援キャリアカウンセラー。キャリア25年以上の実績を持ち、延べ60,000人の会社員の起業をサポート。会社員時代に始めた事業で培ったノウハウ、多数の起業家を生み出してきた実践的技術を武器に、起業支援&集客マーケティングの専門家として活動中。現在、会社員を中心に、主婦、フリーランス、経営者など、独立起業・新規事業開発・マーケティング・海外進出を必要とするビジネスパーソンに向けてのセミナーや、自身が運営する起業準備サロン(起業18フォーラム)の受講者は年間のべ1000人を超える。

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新井一(起業コンサルタント)

起業18フォーラム

起業18フォーラムを運営。会社員向けに特化した〝再現可能〟な起業ノウハウで、25年間で延べ6万人の起業を支援してきた実績を持つ。自らも多数の実業を手掛けている。会社員のまま起業する方法を伝授するプロ。

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