阿部美奈子プロのご紹介
かけがえのないペットのために、心と身体を癒やすオンリーワンの動物医療を目指して(2/3)
ペットに関わる人たち全員に伝えたい、グリーフケアの大切さ
昨今、動物病院の数が増える一方、ペットの頭数は減っています。「最期がつらかったから、もう二度とあんな悲しい思いをしたくない」と思うあまり、飼えない人が続出しているためです。「従来の動物医療が“病気を診る”ことに終始し、飼い主の心のケアを怠ってきたのが原因では」と阿部さんは指摘します。
動物が生きていく上で、グリーフに直面するのは避けられないこと。グリーフが大きければ大きいほど、飼い主にとってペットが大事な存在である証しです。医療者もグリーフに寄り添い、治療と心のケアの両面から守れたかを真剣に考える――今、そのような動物医療が必要とされています。
ペットが亡くなっても病院で「おくりびと」をし、その死を悼みながら「この子と出会い、共に過ごせたことが幸せ」と感じられる場としての動物病院。飼い主の中には、グリーフから立ち直って「次のペットを飼いました。きっと前の子の弟・妹なのね」と報告してくれる方もいるのだとか。ペットが人と人をつなげて、ご縁は続いていくもの。心の医療ができるかどうかは、次の命のバトンタッチへと結ぶ経営にも大きく関わってきます。
グリーフを癒やされた飼い主が、新しいペットを飼う。ペットの数が増えると、結果的に動物医療も経済的に潤う。「これが目先の利益にとらわれない理想の経営であり、プラスの循環を生みだすのではないでしょうか」と、阿部さんは経営セミナーでもグリーフケアの重要性を説きます。
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