50代から始める新しい挑戦—「自分らしい働き方」を見つけるために
ステップ1:安定した一歩を踏み出す
多くの50代・60代の方は、「起業を成功させるためには、今の仕事を辞めて独立しなければいけない」「退職金をつぎ込んで独立しなければならない」「定年後に仕事を探したが、なかなか思うような仕事がないので、貯蓄した資金で生活しながら、自分のやりたかった事業に専念することがベスト」と考えがちです。しかし、その考えは大きなリスクを伴い、現実的ではありません。特に、老後の生活を考え始めるこの年代では、「すべてを賭ける」挑戦は不安を煽り、焦りを生む原因になりがちです。焦りは冷静な判断を曇らせ、結果として起業成功の可能性を低下させてしまいます。
そこで提案したいのが 「副業起業」 という選択肢です。
副業起業とは、現在の仕事を続けながら、週末や空いた時間を活用して新しい事業をゆっくりと育てていく方法です。このスタイルは、50代以上の方に特に適した起業の形と言えます。そして、私が今までサポートしてきた多くの50代以上の起業を成功させたスタイルがこの「副業起業」であるということも付け加えておきます。
なぜ副業起業が50代・60代に適しているのか?
1. 生活の安定を確保できる
起業のためにいきなり独立する必要がないため、現在の収入を維持しながら事業の準備ができます。経済的な不安を抱えることなく、新しい挑戦を始められるのは大きなメリットです。
2. リスクを最小限に抑えられる
15年間、50代以上の起業をサポートしてきた中で、沢山の成功事例や上手くいかなかった事例を見てきました。この経験に基づいて50代以上の起業を成功させる確率を上げるための11のステップを作りました。この11のステップを正しく丁寧に進みながら、時間をかけて事業を育てることで、失敗のリスクを大幅に軽減できます。特に50代以上の起業では、老後資金に手をつけないことが非常に重要です。事業が安定するまで生活を支えるメインの仕事(これはアルバイトでも良いのです)を持つことで、老後資金に手を付けずに、時間をかけて事業を育てることが可能になります。
3. 50代以上の強みを活かせる
50代以上の方には、若い世代にはない「経験」と「スキル」があります。これを活かしてコンサル業や講師業に取り組むのは、とても有望な選択肢です。しかし、これらの業種を本業として軌道に乗せるためには、あなたでなくてはならないと感じてもらえるロイヤリティの高い顧客を多数獲得する必要があります。このような顧客を築くには、信頼関係を丁寧に構築し、時間をかけてファンを育てることが欠かせません。
そのため、コンサル業や講師業をメインの事業にするまでの間は、副業として始めることで、時間をかけて着実にロイヤリティの高い顧客を獲得していくことが可能です。副業という形であれば、生活の安定を確保しながら、焦ることなくじっくりと顧客との信頼を築けます。このステップを踏むことで、安定した収益を見込める基盤を整えることができ、本業としての成功に繋げられるのです。
コンサル業や講師業は、あなたの知識や経験をそのまま価値として提供できる強みがありますが、その価値を認めて応援してくれる顧客を育てるには時間が必要です。副業からスタートすることで、じっくりとその価値を広めていくことができます。
副業起業は未来への希望
「もう50代だから遅い」と思う必要はありません。むしろ、これまでの経験やスキルは、これからの人生を豊かにする最大の武器です。ただし、50代・60代の起業を成功させるためには、すぐに本業としての独立を目指すのではなく、まずは副業としてスタートすることが重要です。
副業起業という形で始めることで、生活の安定を保ちながら、着実に事業を育てることができます。焦らず時間をかけることで、安定した顧客基盤や信頼関係を築くことができ、やがて副業を本業へとスムーズに切り替えることが可能になります。この段階的なアプローチこそが、50代・60代が持つ経験とスキルを最大限に活かし、リスクを最小限に抑えながら新たなステージを築く鍵です。
人生はまだまだこれから。まずは副業として一歩を踏み出し、自分のペースで事業を育てていきましょう。あなたの経験と熱意が、安定した生活を守りながら夢を実現する原動力となります。焦らず、一歩ずつ進むその先に、あなたらしい成功が待っています!
※「副業としてのメリット」は下記でもご覧頂けます。こちらもぜひご覧ください!
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