石井岳龍監督 映画『箱男』ベルリン国際映画祭に正式招待
初回のコラムで紹介させていただきましたクラウドファンディングですが、おかげさまで先週末21日(土)に終了いたしました。
日本映画を世界のミニシアターに
大変ありがたいことに、支援総額12,299,109円、支援者数467人という大変多くのご支援、ご声援をいただけました。みなさま本当にどうもありがとうございました。
このプロジェクトは日本のインディペンデント映画を国内だけの公開に留めるのではなく、そのマーケットを世界に広げ、セールスを自分たちで行っていこうという、これまでの日本映画界ではなかなか成立出来ていない『ビジネススキーム』に挑戦をはじめるために立ち上げたクラウドファンディングでありました。
目的としては、支援金を募ることもさることながら、日本の映画ビジネスがどうなっているのかということに目を向けていただきたい、知っていただきたいという思いも強くありました。
映画ナタリーさんや、映画.COMさんをはじめ多くの映画系の媒体にも取り上げていただけましたし、ミニシアタークラブさんのインタビューも受けまして、その思いは多くの場所で語ることが出来ました。
クラウドファンディングは終了しましたが、この試みは、今、ようやくスタート地点にたったに過ぎず、これから、それこそライフワークの如く、映画を作り、そして国内及び世界にその映画を届けるという活動をこの先ずっと行っていくつもりであります。はい。要はゴールのないプロジェクトのはじまりなのです。
多くの産業がそうであるように、映画製作もまた【産地直送】という選択肢が増えていくのであろうと感じています。作り手が直接お客様に届ける時代。
その活動を、国内のみならず海外にも積極的に動いていこうと考えております。
映画には国境がないと信じて。