WEB制作 HTML CSS を理解するための3つの法則 コーディングにつまずいた時には 初心者ホームページの疑問
前回の【 ロジハラとは？ 論理的思考法のメリットデメリット 】で、論理的思考法を使う際気をつけなければいけない点をお話ししました。
プログラミングが小学生の必須科目となった昨今、理論構築や創造性が必要な制作現場でのフロー（生産工程や流れ）は以前とは変わってきています。
今回はWEBデザインを学ぶ際、教える側が感じる本音を少しお伝えしたいと思います。
WEBデザインは素養？
以前に知り合いのWEB関係の友人がこのように言っており、そんなものかなと思いました。
「職業学校のWEB制作の先生をしている知り合いが、いくら勉強しても学校出たからってウェブデザイナーにはなれないって憂いていたよ」
話を進めていくと、どうやらこのような事のようです。
「学校で教えることは、WEB制作現場では基本中の基本だけ。あとは本人の努力である」
話を聞いた当時、私はグラフィックデザインをメインに教えており、WEB構築に関しては自分自身がオーダーを受けて制作するので手一杯、とてもとても教えるようなところまではといった具合。
それゆえ、なるほどな、くらいにしか感じていませんでした。
WEBデザインはチャンスの宝庫
今現在は、WordPressや HTML&CSS を中心に、講師業の70%はホームページ関連です。
そうなると、過去の友人の言葉の真意が分かってきます。
「WEB制作はスキルアップが無限である」ということ。
アップデートが早い世界なので勉強しても次々と新しいシステムが出てきます。ですが裏を返せば、いくらでもチャンスが転がっているということです。
そのチャンスが本人のやる気やスキルに匹敵する世界なのでしょう。
WEBデザインを学校で学ぶ
学校に入って勉強するのは、テキストを元に少しづつスキルを得ていく堅実で慎重な人や
ロングスパンでWEB業界を見据えている人に、向いていると言えます。
学費を200〜300万円くらいかけて、横の人脈を作りつつ、勉強をしていくわけです。
デメリットとしては、勉強している間にWEBの現状はどんどん変わっていくことと、学校と実際の現場では何もかもが違う可能性がある、ということです。
血統証付きのブランド猫と野良猫
学校を出た場合、就職先はある程度斡旋してもらえる保証があるかもしれません。猫に例えると、血統証付きのブランド猫さんです。
大手会社に新入社員として入れば、WEB制作の様々なケースを経験できるメリットがあります。
その反面実際のWEB制作現場では、学校で習ったこと以外のやり方や、全く知らないシステムが山のように出てくるはずです。
血統証付きのブランド猫は、美しいですが体が弱いという欠点があります。ブランド色が強いため、体の傾向が如実に出るので特定の病気にかかりやすいのです。
雑種、MIXの猫は体が丈夫です。耐性が強いのですね。
各現場でその都度新しいやり方や、新システム、言語のアップデート、などを自分で検索し調べる、「それを楽しめる素養」がウェブ制作には必要なのです。
学歴不問・デザイン能力関係なし
本に載っていないから、そんなことは教わっていないから、システムが最近変更したから
これらを言っている人は、多分web制作現場には向いていないでしょう。
知らないことに触発されて、勝手に調べて自分の知識を更新するような人
誰にも頼まれていないのに、、
こんな人が制作現場で活躍し続けているのではないでしょうか。
◉次回は「HTML CSS を理解するための3つの法則」です。
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