タイル貼り
完了検査

引き続き、山梨県某所の物件。
先週、完了検査が行われ無事終了しました。
建設性能評価とフラット35の検査も兼ねた検査になっていました。
大半の壁面は杉板貼りであったり、天井も上階の下地現しでしたが、
途中、予算や納まりの関係もあり一部天井を設けて、壁面も含め塗装仕上げにすることになりました。
工期の問題もあり、塗装仕上げは住みながら徐々に行う方向になり、検査時はとりあえず石膏ボード仕上げということになりました。
昨年の11月に着工し、丸々一年工期が掛かりました。
当初は夏頃にはおおよそ完成の予定でしたが、お施主様も探り探りだったこともあり、一年がかりとなりました。
現場で発生した石膏ボード等の処分を行うにあたり、地元の産廃場にお施主様自身が持ち込み、異物が混入しないようにしなければいけないことを含め、産業廃棄物処理のことについて学びがあったとのことでした。
石膏ボードはしっかりと分別できていれば、リサイクルされるものであることや、その分処理費が安くなることもあります。
また、お施主様自身が施工を行うことで、使用されている建材を加工する際に飛散する切屑など健康面についても考えさせられることがあったとのことでした。
通常、各専門業者が行うことで見えていなかったことも、自身が行うことで気づけなかった事実を知りえたということでした。
分離発注やDIYのかなり重要な気付きでもあります。
代理の社会である現代社会は様々なことがブラックボックス化され、物事の深部が見えなくなっています。
情報空間で容易に知り得る情報は多くありますが、知識として知り得ることと、
自らが行うことで体得するものとでは、今後の活かし方に大きな違いがでてくるのではないでしょうか。



