吹抜け部分杉板貼り終了

後藤卓志

後藤卓志

テーマ:分離発注

難関の吹抜け杉板貼り


吹抜け杉板貼り

引き続き山梨某所の現場。
お施主様自身による内装工事中です。

施工的には一番手間のかかる吹き抜け高所部の杉板貼り概ね終了しました。
2連梯子を使用しての板貼作業のため、杉板を上下に同じ列で貼る形で行っています。

一般的には板を貼る行為においては、間口に対して左右に互い違い継ぎ目部分を揃えないように貼りますが、
2連梯子を使用していることもあり、例えば右側を貼ってから、梯子を下り梯子を移動させ残りの左側を貼るというのを繰り返すと、
梯子移動でかなりの労力を要するため、継ぎ目部分が揃うことを度外視して、上から下に貼る形をとったとのことです。
貼っていくにしたがい、継ぎ目部分の左右の板の高さがずれてきたとのことだが、実(さね)の入れ方を調整して極力揃えるように努めたとのことです。

外壁の鎧貼りの時も同じように対処した経験から、慣れた対応だったとの弁です。
徐々に逞しさが身についてきた感があります。

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後藤卓志
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後藤卓志(一級建築士)

choord一級建築士事務所

建築プロセス全体を持続可能な視点から捉える建築家。お施主様それぞれのサステナブルを具現化する。東南アジアでの植林活動を主宰し、地球環境への直接的な貢献を行う。

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