地元の桧を使った階段完成
建設性能評価断熱検査
山梨某所で工事が進んでる現場の断熱材工事がようやく終了しました。
お施主様自身が壁や天井(桁上)に断熱材を充填した後に、防湿シート貼りを行いました。
換気扇等の貫通部周りもテープで適切には塞がれています。
断熱材は一般的には大工工事の範疇です。
そのため、世の中的には断熱材の重要性を自覚していないといい加減な施工になってしまい、
隙間や入れ忘れなどが多い傾向がありました。
しかし、お施主様自身による施工であれば、断熱性能が生活に如実に反映するためプロ以上にしっかりやる動機づけが生まれます。
しかも断熱材の充填作業は比較的容易で、DIY的にやるには作業のしやすい工事です。
この四月から省エネ法が戸建てを含め全ての建物に適用されるようになり、今まで以上に断熱材の性能が問われる状況になってきました。
しかし、細かい部分まではその物件の担当者(設計者、現場監督、大工等)に寄る部分あり、関わる人や会社の姿勢が問われます。
細かい部分というのは、設計上でその数値や性能が担保されていても、施工サイドで必要な対応を行わない場合もあります。
僅かな隙間への断熱材の充填や貫通部周りの防湿シート貼り、断熱材同士の隙間などが起きやすく、
それらは故意に行っていないことも含めこれまでの断熱材への姿勢が継続してしまっていることが関係しており、
その辺の見極めが必要になってきています。
壁面のシートは防湿シートですが、可変透湿性の機能を備えたシートになっており、壁体内結露を防止に役立つものです。
この建物は先日、建設性能評価の検査を無事通過しました。
ちなみに断熱性能等級5になっています。




