「あけおめ退職」と「心理的安全性」

テーマ:心理的安全性

2026年がスタートしました。
仕事始めの初詣の帰りに都内を散策しましたが、すれ違う会社員の姿は晴れやかではなく、熱気を感じる事が少ない印象です。

「あけおめ退職」と言われる社会現象があります。
年末年始に久しぶりに両親や同級生と会って話す機会があり、「気分がリフレッシュできたけれども会社に戻りたくない」「自分の会社は同級生の会社よりも給料や待遇が良くない」等の実感を持ち、退職に動く人が増えるようです。
年末年始の長い休日のあと、リフレッシュして「さあ、今年も頑張るぞ」という気持ちで職場に向かうのが休日の健全な効果だと思いますが、職場での「心理的安全性」がないと良い効果を生まなくなります。
2026年は「心理的安全性」が企業の命運を分ける年になるかもしれません。

●あけおめ退職を防ぐ方法

あけおめ退職を防ぐ対策に動く企業もあります。
ある企業は、おせちの購入補助費用を福利厚生として社内展開する方法を考えました。
クリスマスギフトを配布する企業もあるようですが、日本企業においてはおせちの方が効果的かもしれません。福袋を配布する企業もありますが中身が自社製品の在庫品だったりするとあまり評価が良くない、という意見も聞きます。
「うちの会社は年1回、おせち購入補助を会社が負担してくれる」というのは、家族や同級生に対しても会社を自慢する良いネタになり、「良い会社で働いている」という実感に繋がるのではないでしょうか。小さな施策ですが、こういう事も離職を防ぐ方法として効果的です。

一方で政治主導の明るい話題もあります。
今年と来年の時限措置として、年収の壁と言われる基礎控除と所得控除の合計額が178万円に引き上げられますし、中小企業向け賃上げ促進税制が維持されます。
会社で働く社員にとっては、物価上昇が給与上昇に追いつかず、生活が苦しいという想いが継続しています。政治主導のこれらの措置で具体的に各社員の手取りがどのくらい上がるのか、顧問税理士等に協力を仰ぎ、各社員に説明してあげる方法もモチベーションを上げる良い機会と思います。
社員に対してのこのようなきめ細かい小さな配慮が働く離職を防止する有効な方法に繋がります。

●企業の離職防止を外部支援でお手伝いします

「心理的安全性」とは、社内での対人リスクを恐れずに積極的に意見や質問を言える環境を指します。
「会社に行っても周囲と会話が少ない」「何か発言しても上司に怒られる」という状況が続くと、意見や発言を積極的に言わない社員が増えていきます。
「心理的安全性」がない環境で仕事をしていると、「最低限自分の仕事だけを就業時間内にやればいい」という気持ちになり、「静かな退職」と言われる傾向になります。

DXツールの導入が進むと、パソコンとの会話で1日の仕事が終わる環境も生まれます。
企業のDX導入を支援する会社の知人は、「DXの導入は仕事の生産性を向上させるメリットと、反面人間関係の構築を減少させるデメリットがある」と言っています。
これからは、DXツールと人間関係の再構築が求められていると思います。

私達「キャリア顧問」は現場の声や心の中の想いをヒアリングし、社員が今何を感じているのか、職場がどういう状態なのか分析を行い、離職防止や職場の活性化を向上するお手伝いができます。
できる事は色々あります。2026年を良い1年にする為に、お気軽にご相談ください。

●「人的資本経営」という考え方

日本でも「人的資本経営」という意識が芽生えつつあります。
経済産業省は「人的資本経営」を「人材を【資本】として捉え、その価値を最大限に引き出すことで中長期的な企業価値向上に繋げる経営の在り方」と定義しています。
人的資本経営
人的資本に関する考え方や取組は世界的に広がっています。特に日本では人口減少が進み、企業や経済を維持する為に社員ひとりひとりの付加価値を高めていく事が不可欠と思います。

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遠山えり子
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遠山えり子(キャリアコンサルタント)

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