[会計・ファイナンス・IRの英語] わかりやすい英語のセールスレポートを短時間で書く秘訣

小林真美

小林真美

テーマ:会計ビジネス英語1年生(会計・ファイナンス・IRの英語)

英語の業績報告で不可欠なのがセールスレポート。

具体的な金額や件数など、わかりやすい文章で書くスキルは、ビジネスパーソンに不可欠です。

日ごろ書くスキルを磨いておくと、いざという時の会話でも役立ちます。

わかりやすいセールスレポートの特徴


セールスレポートの受け手が、ひと目見て、必要な情報を把握できるレポートを書くことが目標です。

あれこれ、詳細を書き過ぎて、ポイントがずれてしまっては、元も子もありません。

グラフやチャート、箇条書きなどをも取り入れて、わかりやすい報告方法を工夫しましょう。

事実(Fact)を明確に報告する


先ず、セールスレポートで報告すべき大事なFactを洗い出してください。

達成金額
達成件数
目標・予算に対する進捗(金額差異やパーセントなど)
市場別、商品・サービス別・分野別実績
などですね。

事実は、現在形・過去形で書くのが基本です。

Sale revenue is $50,000 this month, down by 5% compared to the previous month.
今月の販売収益は$50,000で、前月に比べて5%減少しています。

Sales went up 20% compared to last quarter.
売上高は前四半期と比較して20%増加しました。

期首からの進捗を報告すると時は、現在完了形の活用も考えましょう。

Five new products have been launched this year.
今年は5つの新製品が発売されました。

The total turnover has been rising since the launch of the new promotion.
新しいプロモーションの開始以来、総売上高は増加しています。

あいまいな表現は避ける


事実の報告が主要な目的であるセールスレポートでは、以下のような曖昧な表現や、感情的な印象になる表現はなるべく避けましょう。

very とても
probably 多分
maybe おそらく
possibly おそらく
quite とても

上記の表現をどうしても使う必要がある場合も、何度もリピートするのは避けてください。

これらの曖昧な表現ではなく、なるべく数字(パーセンテージなど)を活用するように心がけましょう。

未来を語る時は受動態を活用


事実を報告するセールスレポートの最後には、今後の見通しを述べることも多いですね。

その時に、便利な表現が以下です。

The sales unit is expected to exceed 100,000 next year.
来年の販売台数は10万台を超える見込みです。

The full-year revenue is predicted to exceed the budget target.
通年の収入は予算目標を超えると予測されています。

両者とも、ある程度の根拠があって、使われる表現です。



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小林真美
専門家

小林真美(英会話講師)

Biz英語塾

財務・経理・IR担当者を中心にビジネス英語全般を指導。著書3冊『出世する人の英語』、『だれとでも会話がとぎれない!1分間ぺらぺら英会話』、『リーダーのためのビジネス英語フレーズブック』も大好評。

小林真美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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