[会計・ファイナンス・IRの英語]会計・ファイナンスの基礎的な用語を学ぶ(2)

小林真美

小林真美

テーマ:会計ビジネス英語1年生(会計・ファイナンス・IRの英語)

ファイナンスで使う英語を学びながら、会社の財務や経営を一緒に学ぼうという人も多いです。

前回に続いて、Profit & Loss Statement (損益計算書) に出てくる大事な用語を解説します。


最初に、Profit & Loss Statement のイメージの復習です。




実際には、もっと多くの項目がありますが、収益から始まって、最終利益にいたるのが損益計算書です。

業種や企業によって、特に注目したり、指標とする重要な項目が変わります。

Revenueを伸ばすことが最優先である企業もありますが、利益(絶対額や率)に重点をおく場合もあります。

コスト管理の担当者にとっては、原価のやコストの削減が重要項目になりますね。

抑えておきたい3つのProfits (利益)

Revenueから始まるP&L、収益から、どこ費用までを控除するのかで、異なる利益が計算できます。

主な利益として、以下の3つがあります。

Gross Profit(粗利)


シンプルな説明は、Sales Reneueから、売上として計上したものに、直接対応する原価を引いたものです。

Gross Profit = Sales revenue - Cost of goods sold

売上額に対して、どれだけ利益が出るのか、Gross Profit Margin 粗利率 (Gross Profit ÷Sales Revnue)をトラックすることもあります。

Operating Profit(営業利益)


Gross Profit から、販売費及び一般管理費などを控除したものです。
この段階で健全な利益が出ていることが、本業できちんと稼げているかの大事な指標ですね。

Net Income(当期純利益)


P&Lの”bottom line” と言われるNet Incomeは、Operating Proiftから、営業活動以外の収益や費用と加味し、税金を控除した利益です。


3つの利益、以下の例外と合わせてきちんとおさえておきましょう。


Gross profit from product X grew by 10% this month reflecting the price decrease of the raw materials.
製品Xの粗利益は、原材料の価格下落を反映して今月10%増加しました。

While the sales revenue was flat last month, the operating profit was down by 20% due to the increase in advertising expenses.
先月の売上高は横ばいでしたが、広告宣伝費の増加により営業利益は20%減少しました。


Reflecting sales of a closed factory, the net profit boosted significantly this year.
閉鎖された工場の売却を反映して、今年は純利益が大幅に増加しました。


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小林真美
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小林真美(英会話講師)

Biz英語塾

財務・経理・IR担当者を中心にビジネス英語全般を指導。著書3冊『出世する人の英語』、『だれとでも会話がとぎれない!1分間ぺらぺら英会話』、『リーダーのためのビジネス英語フレーズブック』も大好評。

小林真美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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