[会計・ファイナンス・IRの英語] 英語の会議も根回しが大事
前回の記事では、無料で入手できる英語ニュースを読んで、ビジネス英語をマスターする秘訣を解説しました。
- 興味のある話題にしぼって記事を選ぶこと
- 全部を理解しようとしないこと
- 概要が理解できたらよしとして、気楽にかまえること
そして、どんなに短い文章でもいいので、毎日継続することが大切だとお話しました。
今回の記事は、さらに学習効果をアップする秘訣を解説します。
サマリーを書いてみる
要約するなんて、とても無理と感じる人も多いかもしれませんが、この練習は英語力をつけるために非常に効果的です。
さすがに毎日は難しくても、週に1~2回は時間をとりましょう。
書き方のポイントは、キーポイントを箇条書きにしてみることです。読んだ記事に書いてあったことで、自分が大事なポイントだと思ったことや、この表現や単語を覚えたいと思う箇所を、書き出してみるイメージです。
誰かに報告するための要約というより、自分の学習のための備忘録です。
後から、要点を箇条書きで書き出すことを意識して読むと、何が大事なのかを見つけ出す意識が高まり、リーディングの集中力もアップします。
サマリーが無理なら、文章ひとつ書き出してみる
上記のアプローチは、どうにもハードルが高い人は、一番気になった文章を一文、そのまま書き出してみてください。
この表現、覚えておくと便利そうと思うものでもいいですし、その記事で一番大事そうなセンテンス。もしくは、自分が完璧に理解できた文章という選び方でもよいでしょう。
記事全体を読んでサマリーを書くということは難しくても、センテンスを一つ選んで、書き出してみるこのエクササイズはかなり難易度が下がります。
書き出してみた一文については、主語や動詞が何で、形容詞や副詞などがどう使われているか、文法理解を確認しましょう。
知らかった単語や業界のテクニカル用語などがあれば、この機会に覚えてください。
書き出した文章を自分の言葉で言い換えてみる
最後に、サマリーの一文、また選んだ一文を、自分の知っている英語で言い換えてみてください。
自分の理解が深まると同時に、自分の持つボキャブラリーを駆使して文章を作る訓練になります。
ビジネスシーンで英語を話す時、使っている単語は意外に少ないです。難しい単語を使うことより、知っている単語をどう駆使できるかがポイントです。
ニュースから学んだ文章を自分が知っている単語で言い換えるエクササイズは、英会話力の向上に直結します!
書き出した文章から単語を一つ選び、応用文を作ってみることも効果的。
実務のシーンで、自分が使いそうな例文を作ってみてください。
その例文を丸々覚えてしまうことで、文脈(コンテクスト)を意識しながら単語や表現方法を身につけていくことができます。
今回ご紹介した一連のエクササイズ、英語ができる人に添削してもらう機会があると、自分で調べる時間が短縮できます。 これで正しいのかな?という不安も払拭できます。
また、学習パートナーや学習仲間は、継続にもつながりますね。
学習サポートを受けることにご興味のある方、Biz英語塾にお気軽にご相談ください。