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一貫して顧客の立場に立ち、終活、後見人業務などを税の専門家としてサポート

20年以上のキャリアを生かし相続関連の相談に対応する税理士

麻生修平

麻生修平 あそうしゅうへい

#chapter1

税金の申告や遺産分割協議書の作成など、相続に関わる業務に幅広く対応

 東京都足立区に事務所を構える、「麻生会計事務所」代表の麻生修平さん。決算処理や確定申告、相続を柱に据え、税理士として数多くの法人や個人の税務に携わってきました。

 「税理士は税務署の代理的な役割を担いますが、一方でお客さまの事業や暮らしを守るため、場合によっては法の下に税務署に対し『No』を言うこともあります。徴税者ではなく納税者の立場に立った税のプロでありたいという思いは、仕事を始めた20代の頃から変わっていません」

 麻生さんが特に得意としているのが相続分野です。20年以上のキャリアを生かし、納付税額の算出や申告、遺産の分け方や割合について合意をまとめた遺産分割協議書の作成、受け継いだ不動産などの名義変更や売却に関する助言と、幅広く応じています。

 相続人が複数いるケースでは、クライアント以外の人にも配慮した提案を心掛けているそう。
 「例えば親御さんが亡くなり、ごきょうだいがいらっしゃる場合、それぞれに事情やご意向がおありですから、できる限り皆さんが受け入れやすい遺産の扱い方を考えます。節税の視点からも有用な手だてをご案内した上で、『尊重すべきは皆さんが納得できるかどうかですので、ゆっくり話し合ってみてください』とお伝えしています」

 時には結論が出るまで1カ月以上待つことも。法定期限内に手続きを完了させるなど専門家としてリードすべき部分はリードしながらも、お金や感情、人間関係も絡み、デリケートな問題だからこそ、関わる人すべての心情をくみ取ることに努めています。

#chapter2

無料相談も実施し、自宅に赴いての打ち合わせやビデオ通話のZoomも可能

 大学受験に失敗したことをきっかけに、現職を志したという麻生さん。「これで終わってしまうのではなく、何か一つ挑戦したいと思い至ったのが税理士でした」と語ります。

 大手企業が主なクライアントの会計士よりも、中小企業や個人に寄り添う税理士にひかれコツコツと勉強。20代後半で資格を取得し、会計事務所や企業の経理部で経験を積んだ後、2001年に独立開業しました。

 「誠心誠意で取り組み、最後にお客さまから、『分からないことばかりで心配だったけど助かった』『麻生さんにお願いして良かった』などとぽろっと言っていただいた時が一番うれしいですね。信頼関係の構築を第一に、末永くお付き合いさせていただくことを目指しています」

 決算業務を任された顧客から後日、相続対策についてオファーが入ることもあれば、相続の手伝いをした顧客から、別の税務の依頼を受けることも。顧客から寄せられる質問や疑問には速やかに答え、要望には適切に対応します。

 「無料相談も用意しており、その後のお打ち合わせも含め、当事務所のほかご自宅などお客さまのご希望の場所に訪問します。ビデオ通話のZoomで行うことも可能ですので、気軽にお問い合わせください」

 案件を無事に終えた時はもちろん、「お話をお伺いした時、お客さまのほっと安堵したお顔を拝見できることがやりがいであり、喜び」と麻生さん。穏やかで親しみやすい雰囲気があり「お子さんとご高齢の方から好かれるんですよ」と笑顔を見せます。

#chapter3

財産管理などを担う後見人受任にも力を入れ、困っている人の役に立ちたい

 少子高齢化が進み、身寄りのない人がますます増えていくであろう今後を見据え、麻生さんには力を入れていきたいミッションがあります。

 「体力や気力、判断能力の低下などに備え、任意後見制度があります。ご自身では財産管理ができなくなった場合、医療や介護サービスを利用した際の支払い、入院や高齢者施設に入居する際の契約ごとなどを一任することができます。頼れる親族がいない方のために、生活を見守り、適切なケアが受けられるようサポートできたらと思い、準備を進めています」

 これまでの実務で培った知識や経験を生かし、将来的には、後見人の受任業務の割合を増やしていきたいとか。
 「振り返ると、お金のことだけを考えれば請け負わないようなこともお引き受けしてきましたが、後悔は全くありません。ご家族ごとに背景が異なる相続をはじめ、お客さまのお話からは学ぶことが多く、私の方が人生の勉強をさせてもらっているんです」

 困っている人の役に立つことができたら、それこそが自分の生きがいであり、生きる意味になると言います。
 「相続は多くの人に訪れるテーマですが、慣れている方はほとんどいらっしゃいません。また、老後について心もとないと感じている方も少なくないでしょう。不安を抱く皆さまに必要とされる存在でありたいですね」と麻生さん。

 ライフプランなど終活を踏まえた良き相談相手となり、一人一人に適した道筋を描いてくためにクライアントの声に耳を傾け、課題解決に向け力を尽くします。

(取材年月:2023年10月)

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20年以上のキャリアを生かし相続関連の相談に対応する税理士

麻生修平プロ

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麻生会計事務所

税理士として20年以上のキャリアを生かし、税の申告手続きだけでなく、後見人の受任業務や終活のサポートなど、幅広い相続関連業務に応じる。顧客から寄せられる質問や相談事に耳を傾け迅速に対応。

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