S&B「本辛シリーズ」監修秘話|レトルトで“赤い壺の辛さ”を再現するという挑戦

大須賀友美

大須賀友美

テーマ:【監修実績紹介】

【監修実績紹介】S&B × 赤い壺「本辛シリーズ」開発秘話



スパイスメーカーS&B様とのコラボレーションとして、「本辛シリーズ」の商品開発に監修として参加させていただきました。季節限定商品として、ビーフカレー、チーズカレー、麻婆豆腐など計5種類を展開。辛さ設計からレシピ制作、使用する唐辛子の選定まで、開発チームの一員として深く関わりました。
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◆ご縁のきっかけ

この企画も、赤い壺に通ってくださっていたお客様とのご縁から始まりました。
よく一人で飲みに来てくださる辛いもの好きの女性とお話をしている中で、実はS&Bの開発に携わっている方だと知り、「赤い壺さんのカレーを商品にしたい」というお声をいただいたのがきっかけでした。


◆監修内容

開発には初期段階から参加し、以下の点を中心に監修を行いました。

・辛さの設計
・レシピ開発
・使用する唐辛子の選定
・スパイスバランスの調整

「赤い壺らしい、じわじわと広がる辛さ」と「家庭でも楽しめる美味しさ」の両立を目指しました。




◆開発で苦労したこと

特にカレーの開発では、レトルト加工によって味や香りが変わってしまう点が大きな課題でした。
際立たせたいスパイスの香りが他の要素に消されてしまうことも多く、辛さの設計とスパイスの量のバランスを取る作業を何度も繰り返しました。


麻婆豆腐では、店舗で使用している豆板醤とは違う原料を使う必要があり、「同じ味」に近づけることにこだわるほど難しくなりました。

そこで発想を切り替え、「赤い壺の麻婆豆腐に近い新しい美味しさ」として設計し直すことで、納得できる味にたどり着くことができました。


◆忘れられない試食会

試食会では、カレーと麻婆豆腐を毎回ご飯にかけて確認していたため、回を重ねるごとにお腹がいっぱいになり、味見を続けるのが大変なほどでした。
それでも、少しの違いを見逃さないよう、細かな調整を重ねながら完成形に近づけていきました。


◆反響とその後

発売後はS&B社内でも評判が良く、売上ランキングでは上位に入り、翌年にはリニューアル版として再発売されることになりました。

何気なくヤオコーやイオンで買い物をしていた際、
赤い壺監修の特設コーナーが大きく展開されているのを見つけ、思わず足を止めてしまいました。
スタッフの方が手書きで赤い壺の紹介を書いてくださっていたのを見て、胸が熱くなったのを今でも覚えています。






◆広がったご縁

このコラボをきっかけに、S&Bの公式チャンネルで本格派のカレー店と並び、レシピを公開する生放送にも出演させていただきました。

その際に作ったカレーは、現在赤い壺のランチ限定メニューとして提供しています。

S&B公式チャンネル

かなり緊張でがちがちでお恥ずかしい限りですw

◆最後に



専門メーカーとの商品開発は、店舗の料理とはまた違う難しさがありましたが、家庭で楽しめる形で「赤い壺の辛さ」を届けられたことは、大きな喜びでした。
全国からたくさんの感想をいただき、【こんなにも全国に辛い物好きがいるのだ!】と勉強にもなり、なんだかパワーにもなり、本当にうれしかったです

これからも、唐辛子の魅力を活かした商品開発や監修を通じて、辛くて美味しい体験をより多くの方に届けていきたいと思っています。

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大須賀友美
専門家

大須賀友美(フードプロデューサー)

株式会社RAカンパニー

都内の唐辛子料理専門店「赤い壺」の代表がメニュー開発をサポート。本格的なひと皿の考案からお手軽調味料のプロデュースまで広く要望に応える。全国の農家と関係を築き、約200種の国産唐辛子を扱えるのも強み。

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