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田中憲男(たなかのりお) / 歯科医

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コラム

他院への変更は相場費用が高くなる!矯正歯科診断に重要なことは?

2017年2月22日

コラムカテゴリ:医療・病院

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
今年もいよいよ終わりですね。みなさまにとって2016年はいかがでしたか?

おそらく、本ブログも本年最後になると思いますので、自分の総括を話させていただきます。
僕にとって一番大きかったことは、大宮のCTセンターを閉院することになったことです。
CTセンターは閉院となりますが、私にとっては矯正歯科でのCT診断という部門では日本でリードできる立場になったのは大きな収穫です。

1開業医が大学病院と同等かそれ以上の診断ツール、治療ツールを手に入れること、
ほかの人よりも1歩も2歩もリードできてること。
ものすごく得るものも大きかったです。

そもそもCTセンターを開院したきっかけが、プロ矯正歯科で治療をされている唇顎口蓋裂の患者さんに対する腸骨移植の際、形成外科からの依頼で歯科用CT撮影が必要になり、その結果大学病院に依頼したのですが、当時は非常にレアな機械だったこともあり、撮影予約困難ということで、撮影を断られてしまいました。

患者さんにとっては大学病院からプロ矯正歯科に移ってきたことがマイナスになってしまいます。そこで、自分で思い切って購入することとなりました。

当時は開業3年目で錦糸町のクリニックも安定した経営状態ではなく、開業時の借入金もたっぷりと残っており、CTセンターの開業資金は融資を組むことができず、オールリースという非常にきびしい形での開業でした。

結婚したての妻に4000万円近いリースの連帯保証人になってもらい、錦糸町の本院と合わせると8000万円近い借入です。
歯科用CT本体だけで3000万円くらいだったと思います。

また、画像ソフトも診るだけでも150万円とか、今では考えられないレベルの金額でした。
そんな高額な機械を自分ひとりで使用するのはもったいないということで、みんなでシェアリングするという趣旨でCTセンターという形で開業することにしました。

東京で開業しなかった理由ですが、東京都内には画像センターがいくつもあったのが理由です。ただし、これらの多くは医科用の画像センターであり、歯科専用の画像センターは私が日本で初でした。

そんな中、紆余曲折もあり、なんとか大宮院のCTのリース(借金)も完済し、ほっとしたところに機械の老朽化による故障が頻発してきました。
ちなみに修理代も半端でなく、簡単な故障で15万~30万 マザーボード交換となると150万とかそれ以上との見積もりでした。
そこへとどめだったのが、CTセンターを任せていた放射線専門医が専門学校の講師として常勤になるため、日曜しか勤務できないと言われました。

機器が故障がちだったので、新しい先生を雇用した場合、操作方法を把握するのに手間もかかるため、故障なのか?操作がまちがっているのか?が理解できないのが予想されます。

また、OSもウインドウズXPだったため、マイクロソフトのサポートも受けることができません。
本当に悩みましたが、CTセンターの経営状況も赤字でしたし、思い切って閉鎖する決断をしました。

大宮にある歯科用CTを錦糸町に移動することも検討しましたが、CTの引っ越し費用が100万円とのこと。
故障がちな旧式よりも最新型のフルバージョンを購入する方が費用対効果を考えると絶対に得と判断し、錦糸町のプロ矯正歯科に最新型のCTを導入することになりました。

12月6日に納品されてまだ2週間とすこしですが、新型はいろいろな意味ですばらしいです。
いままでは大宮→錦糸町間でおこなっていた作業も錦糸町内で完結しますので、作業時間がスピードアップできます。
スタッフには仕事が増えて大変ですが、みな一生懸命がんばってくれています。

まあ、CTをもちいた効能についてはこれから続々とブログにて更新していきたいと思います。

本日のテーマは

他院への変更は相場費用が高くなる!矯正歯科診断に重要なことは?
プロ矯正歯科院長先生の歯列矯正日記つづきはこちらから

【小児矯正 いつから】小児期の治療タイミングは症状によって変わる?

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
いよいよ寒さのピーク2月に入りました。ノロやインフルエンザウイルス等の予防には特に気をつけましょう!

そういえば昨日、プロ矯正歯科1FにファミリーマートがOPENしました。
京葉道路を挟んで向かい側にはセブンイレブンがあるので、道路を挟んでガチンコ相撲といったところです(笑)

コンビ二エンスストアの場合は販売する商品に特色がないので、購買者はどこでもいいですし、店同士の差別化ができないので、ライバル店ができると既存店は苦戦するでしょうね!

よく、歯科医院もコンビニエンスストアと比較されることが多いいです。
一般的な歯科医院もコンビニエンスストアと同じく、提供される医療サービスがどこも同じと捕らえがちですが
実際は施術する先生や対応するスタッフでまったく異なる内容となります。
しかしながら、一般歯科医院の場合はそういった特色を理解してもらうことがなかなか難しいのが現実です。

一方で矯正歯科医院の場合はどうでしょうか?
ご存知のとおり、矯正歯科治療は多くの場合健康保険適用外です。どうしても治療費用が高額になります。
その結果、患者さんの多くは医院選びにとても慎重になります。
慎重になってくれる分、結果としてプロ矯正歯科が注目されることになります。

やはり、これから来院を検討されている患者さんにはプロ矯正歯科の特色を理解してもらえるとありがたいですね!

さて、本日はどんなテーマでブログを書こうか悩んだのですが、
前回が小児矯正でしたので

【小児矯正 いつから】小児期の治療タイミングは症状によって変わる?

記載させていただきます。
プロ矯正歯科院長先生の歯列矯正日記つづきはこちらから

最近のお子さん事情、乳歯が抜けて永久歯が生えてこない場合もある

みなさまこんにちは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。

今週の火曜日18日から木曜日20日まで、日本矯正歯科学会(名古屋国際会議場)へ発表にいっておりました。
今回は2演題発表した関係もあり、ほぼ3日間会場におりました。
名古屋は中日ドラゴンズが優勝したこともあり、街中は活気あるれていたのですが、自分は会場で大声ばかりだしていたのか?のどがガラガラ、イガイガと風邪の初期症状が現れていたこともあり、夜はホテルで早めに就寝して体力温存に努めました。

学会は従来の基礎的な学術分野や臨床的なことだけでなく、今回に限って言えば矯正歯科医院の乱立、それに伴う患者数の減少に対して業界としてどのように取り組んでいくのか?といった、われわれ医療従事者の将来を危惧する内容もあり、活発な意見交換の場所となりました。

やはり、歯科矯正治療は健康保険外給付のため、できることならやらせたいと思う一方で贅沢な行為といった風潮もあるようです。
実際は60回のローンや72回のローンにすれば月々の支払いも5千円~1万円程度もしくはそれ以下に抑えることもできますし、自分自身のコンプレックスが改善し自身を持つことができるのであれば、昨今の塾や習い事と比較してもそれほど高額な投資ではないと思いますがこれは価値観の違いもあることなので仕方ないことだとおもいます。

前置きはこの程度ということにして、現在の保険医療では、先天的にしょう害をもつお子様以外の歯科矯正治療は自由診療となってしまいます。
永久歯が自然に生えてこないこともしょう害のはずですが、国の政策がそうである以上、仕方ありません。

最近のお子さん事情、乳歯が抜けて永久歯が生えてこない場合もある
プロ矯正歯科院長先生の歯列矯正日記つづきはこちらから

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