Mybestpro Members

小笠原哲二プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

遺言信託とは? 遺言信託を行ったほうがいい人

小笠原哲二

小笠原哲二

テーマ:遺言信託

遺された家族の生活の安定をはかる「遺言信託」という方法があります。この遺言信託は、2つの「かたち」があるので、混乱しがちです。

ひとつは、遺言で自分の財産を死後、信託会社や目的信託(公益信託など)に信託し、管理、運用してもらうことです。法的な意味での「遺言信託」はこちらです。

もうひとつは、信託銀行が商品として販売している「遺言信託」です。これは、遺言作成と保管、執行をセットにした商品で、法的な信託行為は含まれていません。

信託銀行の「遺言信託」は以下のような商品です。

遺言信託でやってもらえること

一般に信託銀行が行なう「遺言信託」の内容は次の通りです。

□遺言書作成のサポート
遺言書に必要な相続財産の確認を行うなど、公正証書遺言の作成をサポートします。

□遺言書の保管
公正証書遺言の正本を保管(原本は公証役場が保管)します。単に保管するだけではなく、財産や相続人に変更が生じていないかなどの照会を定期的に行ないます。

□遺言内容の執行
実際に相続が発生したら、遺族に遺言の内容を説明し、遺言どおり財産を管理します。
そのために必要になる財産目録の作成、預貯金や不動産の名義変更、相続税の納付手続きなど
サポートは多岐にわたります。また、相続した財産の運用面のアドバイスも行ないます。

遺言信託を活用したほうが良い人たち

遺言信託を活用したほうが良いとおもわれるのは、やはり自分の死後、相続人の財産管理能力に心配がある方です。

また、遺言信託は学術、教育の振興など公益のために選択することができる方法です。こうした観点から遺言信託を検討するのも有意義なことだと思います。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

小笠原哲二
専門家

小笠原哲二(司法書士)

司法書士法人 小笠原合同事務所

超高齢化社会において複雑化する「相続」「財産管理」「終活」などの問題を、幅広い知見と人脈を活かし、信頼あるコーディネーターとして解決までサポートします。

小笠原哲二プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

相続・登記・終活サポートのプロ

小笠原哲二プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼