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【新たな挑戦無農薬米】 いよいよ栽培。浸水から始まる長い道のり

竹中均

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テーマ:無農薬栽培

【新たな挑戦無農薬米】
いよいよ栽培。浸水から始まる長い道のり




先日ご紹介した新たな取り組み無農薬米の栽培。そんな僕の挑戦がいよいよ始まります!今回からのコラムではその様子を詳しく皆様と共有します。
無農薬の栽培って・・・? という方は前回のコラムをご覧下さい。

今回のコラムの概要

①種(たね)籾(もみ)も自家栽培
②浸水・芽出し
③種まき・苗づくり

①種籾(もみ)も自家栽培
皆様、籾とは何かご存知ですか?「モミ」や「タネモミ」と言ったりするのですが、簡単にいえばお米の種です。そして当然、お米の種はお米ですよね。しかし、皆様の食卓に上るようなお米を地面に埋めても決して芽は出てきません。
何が違うかというと、加工の有無です。売り物にするお米は収穫後、脱穀と言ってまわりについた籾殻を完全に取り去る処理があるのですが、種籾になるものは無加工で何もしません。うちでは去年採れた何も手を加えていないアキサカリを保管しておりますので、今回そちらを使用します。生産者によって購入したりする場合もあるのですが、うちは自家採取で100%自家栽培の籾を使っています。やはり、自分で作った方が安心ですし自信を持ってお客様に提供するお米が作れます!



②浸水・芽出し
一番初めの行程は浸水です。種籾をメッシュ素材の袋に入れて、
水をたっぷり溜めた容器の中に一週間ほど浸し発芽を促します。 
その際、発芽ムラをなくすために数日間は15度くらいで発芽時期を揃え
十分に吸水したあと、温度を上げることでぬくぬくと温められて、
水を含んだ籾から芽が出てきます。
ひょっこりと顔を出した芽はいつ見ても可愛らしい佇まい。種まきに移る前に、この発芽した籾をゴザの上に広げて一度乾燥させます。



③種まき・いよいよ田植え
乾燥させた籾を種まき専用の機械を使って、土を敷いた箱にまいていきます。機械といっても小学校の時よく使ったグランドの白線引きのような物で、籾を上から一気に入れて種まき機を走らせ、均一に土の上に落としていきます。この時籾同士がくっつかないように事前に乾燥させていたわけです。



 この時点では土にも水分は少ないので、後で上から水をたっぷりかけてやります。そして専用のビニールシートを箱全体にかぶせ、室温と湿度を上げて苗の成長を促してやります。ビニールの中の成長途中の苗を覗いてみると、葉っぱについた露がキラキラと一面に光を反射しています。とても美しい光景で、これが見られるのは生産者の特権だな、と感じます。
 こちらの苗が十分に育ったら、シートを外し、日光を浴びせます。こうすることで、軸がしっかりして丈夫な苗に育ちます。



農家さんへの前向きメッセージ

これから無農薬米の栽培について具体的に発信していきます。徳島の農家の方々が無農薬米の栽培に興味を持つきっかけになれたら嬉しいです。
農園見学も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
これからも僕の挑戦を見ていてください!

それでは次回もお楽しみに。

お問い合わせはfacebookから↓
https://www.facebook.com/hanamitifarm/

製品のお求めはこちらから↓
https://mimorilab.thebase.in/about

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竹中均
専門家

竹中均(農業技術者)

はなみち農園

元建設業界の現場・営業の経験を活かし、美馬の荒地を次々と開墾。同時に地道な営業で「どんな作物が必要とされているか」を掴み、契約栽培の販路を開拓。農業をビジネスとして展開し、地域農業活性化につなげる。 

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