メルアド安全性の調査診断→　結果の一部を公開

2021年2月22日公開 / 2021年2月26日更新

テーマ：IT セキュリティ

コラムカテゴリ：ビジネス

コラムキーワード： ITマネジメント、インターネットセキュリティ、セキュリティ対策

皆さんこんにちは。
以前のコラム、『【先着10名様限定】お使いのメルアドが安全か［無料］で調査診断します!』で募集した、メールアドレスのセキュリティチェックですが、これまでに5件の対応を行いました。

その結果、パスワードや個人情報の流出、お使いのメールがスパムに登録されていたなど、今回は5件中4件、8割の方がセキュリティ的に何らかの問題を抱えていたという結果になりました。

さて、実際に調査対象のメールアドレスを調べた結果から、特定出来るような個人情報は伏せて、一例として紹介します。

1．パスワードと個人情報の流出

まずはこちらの画像ですが、画像に表示されている各サイトにおいて、計3件のパスワードや個人情報の流出が確認されました。

ケース1の対策方法

パスワードや個人情報などが漏れているため、悪用される可能性があります。
今のところ何も被害が無かったとしても、将来的にどうなるかは分かりませんので、早急に現在利用中のパスワードを、別のものに変更することをお奨めしました。

2．利用中のメールアドレスでスパム判定

次にこちらの画像ですが、利用中のメールアドレスが、スパム判定を受けていました。
画像が縮小されて見づらいですが、赤文字で「Listed!」という箇所がそれです。

ケース2の対策方法

送信した大事なメールが、相手に届かないなど、ビジネス上でのトラブルになる可能性もあります。
登録されてしまったメールの、スパム解除を行うには、登録サービスに対し、地道に解除要請を行うほかありません。
幸い、今回登録されていたサービスサイトは、大手プロバイダーなどがスパム選別に使用しているメジャーなところではないと考えられるので、多くの場合ではメールトラブルにはなりにくいと考えられます。

あとがき（他にもこんなケースが…）

余談ですが、よくあるケースでは、Spamhausなどに登録されてしまい、メールが届かなくなることが起こっています。
この団体は、過去に複数社の大手プロバイダーメールを登録してしまい、多くのメールが届かなくなるような、社会問題にも発展しそうなトラブルを引き起こしたこともあり、その運営の信頼性には少し疑問を持っています。

しかしながら、既製品のスパム検知ハードウェアや、メールサーバーなどでもスパム対策の一環として、一定の層からは支持を得ているため、何かの間違いで登録されてしまうと、ビジネスには少なからずダメージとなります。

もし、お困りの方がいらしたら、私にご相談ください。

このようなコラムが、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。