Windows 10/11 個人データが消えない不具合

2022年2月26日

テーマ：IT セキュリティ

コラムカテゴリ：くらし

コラムキーワード： ITマネジメント、インターネットセキュリティ、セキュリティ対策

皆さんこんにちは。
今まで使っていたパソコンを売却したり、他の人に譲ったりする際は、個人データを削除するものですが、Windows 10/11でOSの初期化の際に個人データが消えない不具合が見つかりました。

「このPCをリセット」でOSを再インストールできますが、オプションとして「すべて削除する」を選べば、本来は個人用ファイル、アプリ、設定をすべて削除できます。

しかしこの不具合では、Microsoftの発表によると「OneDrive」や「OneDrive for Business」に保存したデータがローカルにダウンロードあるいは同期されて保存されている場合、そのファイルが消えないことがあります。

次のバージョンが不具合の対象です。
Windows 11：21H2
Windows 10：21H2
Windows 10：21H1
Windows 10：20H2

個人ファイルを削除するには、OS初期化前にOneDriveからサインアウトするか、Microsoftアカウントのリンクの解除が推奨されています。

・Microsoftアカウントのリンクを解除する
OneDriveの設定から「アカウント」タブの「このPCのリンク解除」をクリックします。

・既にOSを初期化したデバイスの場合
設定アプリの「システム」→「記憶域」にある「ストレージセンサー」を使ってWindows.oldフォルダを削除することで影響を軽減できるとのことです。

現時点において、Microsoftから修正時期は発表されていません。

詳しくはこちらです。
Microsoft既知の問題

このようなコラムが、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。