ホンダ乗用車4台の車検&法点&一般整備
軽自動車の中でも圧倒的な人気を誇るホンダNシリーズ。
今回は、当社で新車販売したピンクのN-BOXを中心に、
N-VANの作業もあわせてご紹介します。
ピンクのN-BOXは納車から早くも9年、走行距離はもうすぐ10万km。
販売当時からこだわり満載の一台で、
ナビ・スピーカー・ツィーター・アンプ・サブウーファーまで、すべてアルパイン製で統一。
今でも印象に残っているのは、社外ブラックホイールのセンターキャップ。
オーナー様は気にされていませんでしたが、シルバーだったキャップをどうにも気になってしまい、
私の判断でルーフと同色の焦げ茶に塗装しました。
結果的に見た目もバランス良く仕上がり、10年経った今もキレイなままです(^_^)
---
さて、今回のメインはCVTF(CVTフルード)圧送交換フルコース作業。
通常はストレーナー交換で圧送交換まで行いますが、
今回はバルブボディを脱着しないと交換できないフィルターまで実施する本格仕様です。
9年・約10万km、これまでCVTFは未交換。
当然ながら汚れは相当進んでいました。
オイルパン脱着後、バルブボディを取り外し、
内部のフィルター・ストレーナー・Oリング類・ガスケットをすべて新品に交換。
内部洗浄後、HMMF純正フルードを使用して圧送交換を実施しました。
写真でも分かる通り、フィルターの汚れ具合は歴然。
新旧の差を見れば、CVT内部がどれほど過酷な環境かが伝わります。
---
続いて、もう一台のご新規様N-VANもCVTF圧送交換を実施。
こちらは走行4万kmで、今回はストレーナー交換と適合フルードによる圧送交換を行いました。
いわゆる“通常メニュー”の施工ですが、それでも新油レベルまでしっかり回復しています。
次は圧送交換のみ、その次にフルコースでの作業を行うのが理想的なメンテナンスサイクルです。
---
軽自動車でもCVTF圧送交換のご依頼は増加中ですが、
費用を聞くと「そんなにかかるの!?」と驚かれるケースも多いです。
ただし、軽自動車でも圧送交換には専用のアタッチメントが必要な場合があります(^_^)
そのため、車種ごとに適した設備での施工が大切です。
しかし、軽でもCVT本体の交換となれば数十万円単位。
小排気量で大排気量車と同等の速度域を走るため、
CVTには想像以上の負担がかかっています。
一度でも内部を開けて見れば、その汚れ具合は一目瞭然。
軽自動車こそ、定期的な予防整備が必要です。
---
エンジンもCVTも、壊れてからでは遅いもの。
10万kmを目安に、ぜひ一度フルコースでのCVTF交換をおすすめします。
今回のブログは、ピンクのN-BOXにまつわる思い出と、
Nシリーズの圧送交換メンテナンス事例のご紹介でした(^_^)
(代表:遠藤)
【ご注意】
画像の保存容量の都合により、古いブログの画像を順次削除しております。
そのため、過去の記事には画像が表示されない場合があります。
あらかじめご了承ください。



