人材育成に助成金の活用

福山研一

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このところ「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになりましたが、1月末の岸田首相の施政方針演説でも、「人への投資」とともに用いられていました。

人手不足・採用難が叫ばれる昨今、既存社員に新しい分野のスキルを習得してもらうことは、有効な対応策の1つといえますが、そのための支援として、各種助成金も充実してきております。

助成金というのは、新たな制度や施策の導入にあたって、その負担軽減を図るもので、どちらかというと経費負担が重しとなりやすい中小企業向けのようなイメージもありますが、実際には大企業の方が多く活用されているという話も聞きます。
顧問社労士がいなかったり、諸手続きに手間を割く余裕がなかったり、事情もあるかと思いますが、徳島労働局助成金センター・ハローワーク徳島事業主支援コーナーもありますので、中小企業こそ有効活用して頂きたいものです。

ここでは、従業員の人材育成、スキルアップに活用できる「人材開発支援助成金」のアウトライン(7コースの概要)だけご紹介させて頂きますので、活用できそうな項目がありましたら、リンク先の詳細をご確認頂ければと思います。

人材開発支援助成金

厚生労働省HP

■人材育成支援コース
 職務に関連した知識・技能を習得させるための訓練を計画に沿って実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成

■教育訓練休暇等付与コース
 有給教育訓練等制度を導入し、労働者が当該休暇を取得し、訓練を受けた場合に助成

■人への投資促進コース
 デジタル人材・高度人材を育成する訓練、労働者が自発的に行う訓練、定額制訓練(サブスクリプション型)等を実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成

■事業展開等リスキリング支援コース
 新規事業の立ち上げなどの事業展開等に伴い、新たな分野で必要となる知識及び技能を習得させるための訓練を実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成

■建設労働者認定訓練コース
 認定職業訓練または指導員訓練のうち建設関連の訓練を実施した場合の訓練経費の一部や、建設労働者に有給で認定訓練を受講させた場合の訓練期間中の賃金の一部を助成

■建設労働者技能実習コース
 雇用する建設労働者に技能向上のための実習を有給で受講させた場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成

■障害者職業能力開発コース
 障害者の職業に必要な能力を開発、向上させるため、一定の教育訓練を継続的に実施する施設の設置・運営を行う場合に、その費用を一部助成

以上、参考まで。

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