社員の声を聴く

キャリアコンサルタントの活動フィールドとしては、
ハローワークや人材サービス会社等の需給調整機関、それから、大学のキャリアセンター等の教育機関で、これから仕事に就こうとする人の支援をするのが一般的ですが、
このところ、企業等の事業所で在職中の方のキャリアコンサルティングをする機会が増えています。

キャリアコンサルティングとは、1対1の守秘義務の保たれた空間で、キャリアに関する相談をお聞きして、その解決のお手伝いをさせて頂くものですが、
在職中の方も、聞いてみると大なり小なり仕事に関する課題が出てきます。

社内でも親しい同僚や信頼のおける上司など、既に相談されているケースもあるかと思いますが、どうしても社内では話せないこともあるもので、
外部の守秘義務のある専門家ということで、「実は…」と本音を吐露してくれることがあります。

社内の人間関係やコミュニケーション、昇進後の不慣れな面、今後のキャリア形成…等々。

普段話せないことを話せるだけでも、何らかの気持ちの変化が生じたり、
私も専門家の立場で、気づきを促すような質問を投げかけたり、
結果として、モチベーションの向上や、社員の定着率のアップといった効果も出てきます。

こういう社員の声を聴く機会を会社として設けることは、会社にとってもメリットのあることかと思います。

守秘義務の関係で、当然どんな話があったか事業主の方には伝えられませんが、本人の了解を得た場合や、ある程度まとまった人数の面談をした場合に、個人が特定されないかたちで全体の傾向などお伝えすることは可能です。

こうした機会を設けてくれる会社として、それだけで社員のことを思ってくれている会社と捉えてくれることもあるかもしれません。

ぜひ試してみたいと思われたら、こちらのサービス内容をご覧頂いたり、厚生労働省委託事業としてキャリア形成サポートセンターが無料の支援も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。