【日本理化学工業(株)大山社長】講演会
今回は、キャリア支援と関わりの多い人材サービスについて。
そもそも、人材サービスとは?というと、定義がさまざまありますが、思いつくものを挙げていくと、次のようになります。
1.人材派遣(労働者派遣事業)
2.人材紹介(職業紹介事業)
3.業務請負・業務委託
4.求人広告
5.その他(採用代行、採用・人事コンサル、研修…)
厚生労働省の人材サービス総合サイトにあるように、人材サービスというと、主要なものとして人材派遣・人材紹介の2つは必ず挙げられると思います。
業務請負・業務委託については、アウトソーシングという言い方もあって、人材派遣会社が並行して行うケースも見られます。一時期、実態は人材派遣なのに派遣法の制約を受けないように業務請負を装う偽装請負というのが問題視されたこともありました。
それから、最近は媒体や手法も多様化していますが、テレビCMも派手に行われているWebを中心とした求人広告。
最後に、その他として、RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも呼ばれる採用代行に、社労士業務としても人事・評価制度の策定とかみられますが、コンサル的な業務に、定着・育成のための研修までを人材サービス領域に含めるケースもあります。
それぞれの活用シーンですが、
例えば、業務量増大や欠員等により人的な課題が発生した際に、
①一時的に期間限定の人材を補充する場合や、
社員登用を前提に様子見的に人材を受け入れる場合は「人材派遣」、
②社員として直接採用したい人材を探す場合は「人材紹介」、
③人材による解決ではなく、業務を外注して解決を図る場合は「業務委託」、
④採用選考等は基本的に自前で行い、応募者だけを集めたい場合は「求人広告」、
⑤上記のいずれが適しているか分からない、代わりに対応して欲しいなどが、「その他」のいずれかにあたるかと思います。
ちなみに、キャリアコンサルティングについて言うと、
採用後の定着・育成の支援の一環として研修も絡めてセルフ・キャリアドック等の対応をするケースもありますし、人材派遣会社・人材紹介会社内にも求職者の支援をすべくキャリアコンサルタントが相談業務を行っていることもあります。
このコラム上では私はキャリア支援のプロのキャリアコンサルタントでありますが、
所属(経営)しているアステートは、人材サービス会社として上記の各サービスに対応しておりますので、何でもご相談頂ければと思います。
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