選ぶと危険!失敗住宅設備7選 1&2&3
3.畳
それでは、続いてご紹介するのは、畳です。
畳は、表面に植物のい草を用いた床材です。
日本で古くから使用されている、伝統ある床材で、畳本体の素材には、元々は藁を使用していました。
ただ、現在では、生産コストや軽量化の観点から、畳本体には、発泡スチロールや、木質チップを使用することが一般的です。
そして、い草に比べ、強度が高く、お手入れのしやすいことから、表面材に和紙を使用するなど、時代に合わせて、畳も変化をしています。
ただ、それでも採用率は減少の一途をだどっており、このままでは、使用頻度がデシリットルに抜かれてしまいます。
それでは、そんな畳のオススメランクは、1つ星です。
「えっ直前に下げておいて、さらに下げる?ここは上げるのがセオリーやろ」と感じたかもしれませんが、残念ながら畳は、他の床材に比べあまりオススメできません。
では、なぜオススメできないのか、その理由を詳しくご紹介します。
まずは、畳の耐久性についてです。
畳は、表面にい草や和紙を使用しています。これは、他の床材に比べると、極端に柔らかい素材ですから、家具の移動でつくような生活傷どころか、普段歩くだけでも、表面は徐々に削れてしまいます。
また、お手入れの面についても、水や汚れは染み込んでしまいますから、小さなお子さんや、ペットがいるご家庭で、普段使いするスペースに、畳を採用すると、掃除などのお手入れに、相当な手間がかかってしまいます。
なお、畳は、ホコリや湿気も溜まりやすく、隙間も多いですから、国民の敵であるゴキブリやダニが発生しやすくなります。
以上のように、畳を使用する際には、事前に理解をしておくべき、性能面での注意点がたくさんあります。
そして、定期的に、表面材の交換が必要なことから、コスパの面でも評価が低くなり、結果、1つ星となりました。
ただ、「どうしても畳で寝っ転がってパズドラがしたい!」と嘆くご主人のために、オススメの畳の採用方法を2つご紹介します。1つ目は、置き畳の採用です。
置き畳は、フローリングなどの、床材の上に敷くことができる畳です。
軽量で、移動が容易ですから、必要な時期に、必要な面積を、畳の空間にすることができます。
例えば、「赤ちゃんのおむつ替えに使いたい」とか「お子さんの友達が泊まりに来た時に使いたい」など、期間限定で使用することができます。
そして、畳の採用方法の2つ目は、普段使いしない部屋に採用する、ということです。
例えば、客間のようなスペースであれば、使用頻度も低く、表面の傷みも少なくすみます。
また、湿気が多い、キッチンや水回りと明確に区切ることで、長期間、清潔に使用することができます。
いずれにしても、価格は多少高くなりますが、畳の表面材は、い草よりも耐久性が高く、カビやダニが発生しにくい、和紙を使用することをオススメします。
4.針葉樹の無垢フローリング
続いて、ご紹介するのは、針葉樹の無垢フローリングです。
針葉樹は、針のように、細長い葉っぱを持っている樹種の、総称です。
広葉樹に比べて、成長が早いため、年輪が、くっきりとデザインに現れる、特徴があります。
針葉樹で有名なものは、ヒノキや松や、杉といった種類があります。
また、近年人気のあるレッドシダーも、日本ではベイスギと呼ばれる針葉樹の仲間です。
その中でも、杉やヒノキは、戦後木材に利用するため、植樹した人工林として有名で、全国各地に分布しており、他の樹種に比べ、手に入りやすいことから価格も非常に安価です。
そして、針葉樹の無垢フローリングの特徴は、先の通り、成長が早いことから、密度が低く、空気をたくさん含んでいます。
そのため、足触りが柔らかで、断熱性も高くなっていますから、他の床材に比べ、冷たさを、感じにくくなっています。
そんな、価格も安価で、足触りの良い、針葉樹の無垢フローリングの、オススメランクは、2つ星です。
「えっ!また上げて下げるパターンやん!しつこっ!さむっ!」とご指摘いただきありがとうございます。
それでは、何故針葉樹の無垢フローリングが2つ星なのか、ご紹介します。
その理由は3つあります。
1つ目は、変形しやすいこと
2つ目は、傷がつきやすいこと
そして、3つ目は、汚れやすいということです。
1つ目の変形しやすい、ということに関しては、先の通り、針葉樹は、密度が低い木材です。
そのため、湿気の多い夏場は、水分を吸収して膨張したり、空気が乾燥している冬場は、水分が抜けて収縮します。
乾燥収縮が、ひどい場合は、鉛筆程度ならすっぽりハマるくらいの隙間があきます。
そうなると、詰まったホコリや、ゴミの掃除も大変です。
2つ目の傷がつきやすいことに関しては、例によって、密度が低く柔らかい木材ですから、
生活傷はもちろん、物を落としたときも簡単に凹みます。

また、きれいに凹んだ傷であれば、水を染み込ませると、面白いくらいに元通りに直りますが、
鋭利に入った傷は残ってしまいます。
そして、3つ目は、汚れやすいということです。
針葉樹は、水分を吸い込んでくれますから、夏場、裸足で歩くと、足触りが爽やかに感じます。
その理由は、あなたがかいた足の裏の汗を、板材が水分として、しっかり吸い取ってくれているからです。
これは良い面でもありますが、数年経過すると、汗は黒ずみとなって、良く歩く場所は汚れていきます。同様に、飲み物を床にこぼした際も、木材が吸い込みますから、すぐにシミになってしまいます。
せっかくキレイだった床が、マリトッツォのようなスピードで、廃れていくのは辛いですよね。
余談ですが、近年は、経年美化という言葉も使われるようになりましたが、
無垢板だからといって、全てが経年美化する訳ではなく、使い込むことで、ツヤが出たり、
色が増したりするような木材に、当てはまる言葉ではないかな、と個人的に感じております。
その点、汚れやすい針葉樹の場合は、経年美化するものは、かなりかなり限定されるように思います。余談でした。
以上のように、針葉樹の無垢フローリングには、いくつかのデメリットあります。
ただ、こちらもしっかり、理解した上で、採用するのであれば、安価で、柔らかく、温かい床でもありますから、納得できる方にとっては、逆にコスパの良い満足できる床材となります。
是非、メリットだけではなく、デメリットも考慮して検討してください。


