スマホでは撮れない瞬間を残す——プロカメラマンによるペット出張撮影の魅力

実は近年、生前に自分らしい一枚を遺影として撮っておく方が少しずつ増えています。終活が一般的になり、エンディングノートや生前整理が広まる中で、「写真」という形で自分の生きた証を残すことへの関心が高まっています。
私は沼津市でカメラマンとして30年以上活動し、沼津市内のほぼすべての小中学校の集合写真や卒業アルバム制作に携わってきました。170名を超える大規模な集合写真も手がけてきました。
60歳を過ぎた今、「年配の方たちに喜んでもらえる活動を」と考えた末に辿り着いたのが、終活アルバムの制作と、自由な遺影撮影のご提案です。
生前に遺影を撮る方が増えている理由
限られた時間の中で家族が遺影用の写真を探す、というのがこれまでの一般的なパターンでした。しかし今は、遺影専門の写真館も登場し、生前に自分が納得のいく遺影を準備しておく方も増えています。生前遺影には大きく二つのメリットがあります。ひとつは「自分らしさ」を表現できること。もうひとつは、ご家族の負担を軽減できることです。
いざというとき、ご遺族が慌てて写真を探す必要がなくなり、気持ちの余裕が生まれます。限られた時間の中で家族が遺影用の写真を探すケースは多いと思います。だからこそ、生前にとっておきの一枚を用意しておけば、家族の負担を軽減でき、ご自身の満足度も高まります。プロのカメラマンが撮影した一枚なら、品質面でも安心していただけます。
遺影は一度撮ったら終わりではなく、数年後に撮り直すのもいいと思っています。「今の自分らしさ」を定期的に残しておくことで、ご家族にとっても最も印象に残るあなたの姿を伝えることができます。
「自由な遺影」の具体的なイメージ
遺影は、馴染みの居酒屋で撮ったり、ペットと一緒に撮ったりと、もっと自由なスタイルでいいと思っています。遺影は「正装して真っ直ぐ前を向く」一枚だけではありません。自分が好きな場所で、好きな人や動物と一緒に撮った写真が遺影であっていい。その人らしさが伝わる一枚こそが、最高の遺影だと思っています。
たとえば、長年通った馴染みの店の前で撮る、趣味の釣りや山歩きのシーンで撮る、愛猫や愛犬を抱いて撮る。そういった「その人の日常」が映し出された写真が、遺影として深い印象を残します。
出張撮影が私の強みですから、お好みの場所に伺います。沼津市、三島市、富士市、長泉町、清水町への出張は無料で対応しています。撮影後は写真を選んでいただき、必要に応じて修正・加工も行います。
「いつか撮ろうと思っていたが、良いきっかけがなかった」とおっしゃる方が多いです。終活アルバムの打ち合わせと合わせて遺影を撮ることも可能です。ぜひ、ご自身が「こういう一枚を残したい」と思うイメージをお聞かせください。
終活アルバム「人生大全」とは
私が提案している「人生大全」とは、膨大な枚数から厳選した思い出の写真に言葉を添え、100ページのフォトアルバムにまとめるオリジナル作品のことです。ただの写真集ではなく、家族の歴史を次世代に継承するためのものとして制作しています。
人生の最後を整理する方法のひとつが、写真だと感じています。写真をまとめていくことで、気持ちの整理につながることもあります。終活アルバムは単なる写真集ではなく、自分が生きた証を子孫に伝えるためのものでもあります。すべてオリジナルで制作するので、世界にひとつの一冊になります。
アルバム制作の進め方はシンプルです。メールやLINEでコンセプトや仕様・行程等を打ち合わせし、写真のセレクトとエピソードやメッセージといった素材が整い次第、制作を開始します。遠方の方でも対応できますので、静岡県外からのご依頼もお気軽にどうぞ。
古い写真を蘇らせる修復技術
終活アルバムの制作で特に喜ばれているのが、古い写真の修復です。汚れや破れ、色褪せのあるフィルム写真も、高性能スキャナーでデータに変換し、色の復元や修復を丁寧に施します。写真をきれいに修復すると、皆さんとても喜んでくださいます。当時の思い出も一緒に蘇ってくるからです。修復は私にとっても面白い仕事で、完成したときの喜びが大きく、やりがいを感じています。
「モノクロ写真しかない」「古すぎて色がほとんど残っていない」というケースでも対応可能です。昭和初期の写真や戦前の写真なども、丁寧に修復してアルバムに組み込むことができます。褪せていた色が戻り、忘れかけていた記憶が一緒に蘇ってくる。それが写真修復の醍醐味です。
親への贈り物や企業の記念誌としても
終活アルバムの用途は、個人の終活だけにとどまりません。傘寿・米寿など人生の節目を迎えた親へのプレゼントとして「若いころの写真が一冊に」と喜ばれるケースも多くあります。また、若くして亡くなった方の思い出づくり、経営トップ陣の軌跡を綴った記念誌や事業の歩みをまとめた会社史としての制作にも対応しています。
らんカメラは1966年の設立から親子三代・60年以上にわたり、沼津の地で写真を通じて人々の大切な瞬間を記録してきました。人に喜ばれる仕事だと思うので、満足のいくものを作り、喜んでいただければ、それで十分だと感じています。
東京工芸大学写真技術科で学んだ技術や、東京の写真館「グリーンフォト」での修業経験、そして1989年の継業から積み重ねてきた現場経験を生かし、お客さまの「大切な一枚」を確かな形にします。
遺影は生前に撮るもの。自分らしい一枚を残すことが、家族への最後の贈り物になります。古い写真の修復から100ページの終活アルバム「人生大全」まで、らんカメラが思い出を丁寧に紡ぎます。


