足のしびれが漢方薬でよくなった… 40歳の女性
漢方薬を飲んでよくなったメマイの症例をまとめました。
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ゆれる感じと吐き気があるメマイがよくなった 59歳の女性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5168343/
耳がボーッとしてくるとメマイがするのがよくなった 65歳の女性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5166709/
梅雨の時期に悪化するメマイが漢方薬でよくなった 31歳の女性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5161880/
ひどいメマイに
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5158333/
むくみ・咳・めまい・胃腸が弱い・脚のつり…70代女性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5137352/
1ヶ月継続したメマイ 40歳の男性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5128643/
睾丸痛および食べると起こる目まいと漢方薬・・・49歳の男性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5078372/
メニエール病と漢方薬 69歳の女性
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5076324/
私事(鈴木)ですが、数年前、回転性のアトラクションに乗っているときに激しいめまいに襲われました。生れて初めてのことで、一日中雲の上を歩いているようなフワフワした状態でした。原因は、当時40歳を越えての激しい習い事に無理があったのかも知れません。
耳の奥には、蝸牛(かぎゅう)といって、カタツムリの様な形をした器官があります。ご存知の方も多いと思いますが、ここが悪くなるとめまいや耳鳴りが始まります。「メニエール氏病」という病気は聞いたことがありますか。めまいや、難聴や、耳のつまりが現れる病気です。命に別状はないのですが、経験されるとめまいの恐怖に直後は、外出が難しくなる方もいます。これは、カタツムリの中にあるリンパ液という水が増えすぎておこります。(内リンパ水腫)
また、最近増えているのが、耳石(じせき)が動いてしまう原因でおこる‘めまい‘です。難しい言葉で、「良性発作性頭位めまい症」といいます。この石はカタツムリの中に無数にあり、炭酸カルシウムという物質で出来ています。重力のセンサーの働きがあり体に上下の位置を知らせます。お肌のように、古くなれば垢の様にはがれ、新しい物が作られていくのですが、はがれた物(耳石)がカタツムリの角の部分(三半規管)の中に入ってしまいその中で動くと‘めまい‘になります。三半規管は回転移動のセンサーになっているからです。
原因は、私のような激しい習い事もあるかもしれませんが、逆にその多くは、運動不足にあるようです。また、デスクワークの作業姿勢、生活中での画面を見すぎる環境も指摘されています。
それでは、何故、カタツムリの中の水(リンパ液)が増えたり、耳石がカタツムリの角の部分(三半規管)の中に入ってしまうのでしょうか。これは私の持論ですが体内全体に水が増えすぎているからだと考えます。漢方医学で言う「水毒(すいどく)」です。先ほどの運動不足をはじめエアコン中の生活は、肺を弱らせ皮膚から発散する水分が少なくなります。また、甘いものは体内に余分な水を増やし、ストレスは新陳代謝を低下させます。水が多いと体は冷えてきますから悪循環が続くようになります。
小児のめまい(乗り物酔い)
小児のめまいは少ないのですが、耳の奥にある平衡感覚をとる臓器の働きが弱いため乗り物酔いが多くなります。これは、病気ではありませんが、なるべくなら薬を飲みたくない方は、漢方薬の乾姜人参半夏丸を飲ませてあげるとよいです。つわりの特効薬で、ひどい吐き気には功を奏します。
メニエル氏病のめまい
耳の奥のカタツムリの中の余分な水を除く目的で茯苓(ぶくりょう)や朮(じゅつ)と言った生薬が入った漢方薬を使います。茯苓桂枝白朮甘草湯、真武湯、沢瀉湯などがそれです。
良性発作性頭位めまい症
長期戦になる場合が多いのですが、耳石を排出させやすくし、リンパ液の流れをよくする目的で、柴胡剤、駆お血剤、腎気丸類をうまく組み合わせて改善をはかります。
女性のめまい
女性は、生理にまつわる状態の変化が多いため、血流を良くしホルモンバランスを整える漢方薬や、ストレスを緩和する薬草を中心に考えて生きます。当帰芍薬散、抑肝散、茯苓飲などがそれです。
めまいを改善するには、養生が大切です。先ずは甘いものをなるべく少なくして、汗をかくようにすることが大切です。先を考えすぎず一日一日を無理なく無駄なく生活していきましょう。
①ゆれる感じと吐き気があるメマイがよくなった 59歳の女性
1ケ月前に、ゆれる感じと吐き気があるメマイが起こり、その後半日調子が悪いのが4回くらいあった。病院でベタヒスチンメシル酸塩をもらっている。脚がつる。閉経は4年前、コレステロールが高め。
自家製漢方薬の粉薬と丸薬を30日分お出ししたところ、回数は3回とあまり変化がなかったが、吐かなくなった。調子は少しずつよくなっている。脚はつらなくなった。さらに30日服用。めまいが起こらなくなり、調子がいい。脚はつることがあるが、病院の薬は全然飲んでいない。
②耳がボーッとしてくるとメマイがするのがよくなった 65歳の女性
子供の頃中耳炎になり、平成21年に左耳の鼓膜の手術をした。何年前かの10月に相談にいらっしゃった。フワフワする感じのメマイとざーざーと水が流れているような耳鳴りが昨年の11月から出て、立てないようなメマイが今年の1月にあった。お風呂に入った後は少し楽になる。
簡単にお飲みいただけるよう、エキス剤でお出しした。2週間はあまり変化がなかったが、その後よくなってきた。2ケ月後には昼間耳鳴りがなくなった。4ケ月後には、耳がつまることはあるが、メマイで困ることがなくなった。
③梅雨の時期に悪化するメマイが漢方薬でよくなった 31歳の女性
フワフワクラクラとしたメマイがあり、疲れる。ふくらはぎやひざに周りがむくむ。下痢はしていない。水を控えると便秘になる。生理不順。
自家製の五苓散をお出ししたところ、3ケ月来ていなかった生理がきて、むくみがよくなった。梅雨の時期はメマイが悪化するが、2袋を重湯に溶いて飲むといい感じ。だるさは八味丸でよくなる。
④ひどいメマイに
9歳女性、身長160cm体重59kg、卵巣嚢腫(右卵巣の水腫)と首の水腫とメニエル氏病でご相談。色白の顔色は、暑さにより赤みが目立ちました。お風呂は長湯ができず、のぼせ気味で、首より上に汗をかきやすく膝より下はまるで水につかっているほどの冷えがあります。水分が1日2ℓ以上、小便は日に10回で量は少ない様子。立ちくらみがあり目が回るときもありました。ときどき頭痛があり、耳鳴りもします。肩こりがひどく足がつります。生理は不順気味でおりものが多いほうでした。コレステロールは240で高く薬はビタミンB12を服用中。嗜好品は甘いものと、南国の果物が多い。自家製漢煎じ薬を2ヶ月、小便の量の増加とともに咽の水腫が35mmから7mmと小さくなり、今までにない量の生理出血とともに、卵巣嚢腫が消失し、ひどいメマイは改善されました。
激しい回転性のめまいは大変辛いものです。症状が改善されるのは、漢方薬があってさえすれば、比較的早く良くなるものです。ただ大切なのは繰り返さないようにすることです。良くなった状態を維持させる養生法も含めしっかりアドバイスをさせて頂きます。
キーワードは「水毒」です。体のどこに余分な水があるのかを探し出し、どのように排出していくのか。私たちの腕の見せ所です。
⑤むくみ・咳・めまい・胃腸が弱い・脚のつり…70代女性
同居の娘さまが、手の湿疹がよくなり、漢方薬の相談にいらっしゃいました。疲れるとメマイなど、いろいろな症状が出るのですが、娘さまの漢方薬を服用して調子がよくなったので同じ漢方薬を出して欲しいとおっしゃいました。漢方薬は証に合わせてお薬をお出しするのですが、ご本人様だけの相談では思い浮かばない漢方薬でした。
⑥1ヶ月継続したメマイ 40歳の男性
2週間ほど前に耳鼻咽喉科に行って診察をしてもらったが、特に異常なし。クラシエの五苓散と酔い止めが出たが、あまり変わらない。
車酔いのような感じで、少しクラクラする。耳の聞こえは大丈夫。仕事で集中すると気持ち悪くなることがある。今までは運動したりサウナに行けばよくなっていたが、治らないので不安。
体質に合わせて自家製漢方薬の煎じ薬をお出しした。2週間くらいしてからよくなってきて1ヶ月服用して気にならなくなった。
⑦睾丸痛および食べると起こる目まいと漢方薬・・・49歳の男性
右の睾丸が痛み、つままれるような痛みが腰の方まである。腫れはなし。
この2-3ヶ月は食べるとメマイがし、頭がクラクラする。
左の五十肩に痛みもあり、しびれもある。
血圧は高め、狭心症で動悸、胸の圧迫感あり。
自家製漢方煎じ薬を服用後1ヶ月で痛みが7割減少した。
食べなくてもメマイがするとのことで、処方を変え服用していただく。
5ヶ月後、ふらつきは少しあるものの漢方を飲まなくても大丈夫になった。
⑧メニエール病と漢方薬 69歳の女性
15日前くらいから右耳がボーっとふさがれた感じがして、2~3日してから治ったものの、また ボーっとなり、メニエール病の薬とステロイドを服用した。
聴力が少し戻ったものの、2日前からフラっとするメマイが始まった。水分をとっている割には、トイレに行っていなかったとのこと。4年前にも同じようなことがあった。
自家製漢方煎じ薬の柴胡剤を服用いただくこと3日、ふさがれた感じがおさまって、軽くすんで調子がよくなったと喜んでくれた。




