この働きを続ける上で健康も大切と痛感します
富士市・富士宮市で在宅医療に携わっている薬剤師の栗原憲二です。
在宅医療の現場で、患者様と向き合っていると、頻繁に耳にする言葉があります。
「この薬、いつまで飲めばいいんですか?」
一見するとシンプルな質問ですが、この問いの中には、薬との向き合い方の本質が含まれているように感じます。
薬は“飲めばよいもの”ではなく、“どう付き合うかを考えるもの”です。
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目次
Medicines That Require Continuation
Medicines That Should Be Stopped
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薬には「二つの性質」がある
薬を理解する上で重要な視点があります。
それは、
継続することで意味を持つ薬と、役割が終われば中止すべき薬がある、ということです。
この違いを理解することが、適切な服薬の第一歩となります。
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継続することで効果を発揮する薬
まず一つ目は、継続して服用することで効果を発揮する薬です。
代表的なのは、
・糖尿病
・高脂血症
・高血圧
といった、生活習慣に関連する疾患に対する薬です。
これらの薬は、症状を一時的に抑えるものではなく、体の状態を長期的に整えるものです。
そのため、
・症状がない
・体調が良い
といった理由で中断すると、見えないところで病態が進行してしまう可能性があります。
ここで重要なのは、
「効いているから続ける」という考え方です。
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症状が治まれば中止を検討すべき薬
一方で、もう一つのタイプがあります。
それは、
症状が改善すれば役割を終える薬です。
例えば、
・風邪(感冒)
・感染症
・皮膚の発疹
などに対する薬です。
これらは、一定期間の使用を前提としており、
症状が改善した後も漫然と続けることは望ましくありません。
特に抗菌薬に関しては、不適切な使用が耐性菌の問題にもつながります。
つまり、
「続けること」だけでなく「やめる判断」も重要なのです。
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在宅医療で起こりやすい「混同」
在宅医療の現場では、この二つの性質が混同されることがあります。
・本来は継続すべき薬を中断してしまう
・本来は中止すべき薬を続けてしまう
この背景には、
・理解不足
・情報の分断
・生活とのズレ
があります。
薬の性質が生活の中で正しく位置づけられていないのです。
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薬を「生活の中で設計する」という視点
ここで重要になるのが、第1回で触れた「関係性」とのつながりです。
薬は単体で存在しているのではなく、生活の中に組み込まれて初めて意味を持ちます。
例えば、
・朝食をとらない人に「食後薬」をどうするか
・外出が多い人の服薬タイミング
・認知機能に応じた管理方法
こうした点を考慮して、
生活に適合する形に再設計することが求められます。
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お薬カレンダーが示す「継続と中断」
お薬カレンダーは、単なる整理ツールではありません。
そこには、
・どの薬が毎日必要か
・どの薬が期間限定か
という情報が可視化されます。
継続すべきものと、終わるべきものの区別を支える仕組みとして機能します。
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薬剤師の役割は「見極めを支えること」
患者様がすべての薬の性質を理解することは容易ではありません。
だからこそ薬剤師は、
・この薬はなぜ続けるのか
・この薬はいつまでか
・やめるタイミングはいつか
を丁寧に伝える必要があります。
薬の意味を翻訳し、判断を支える存在です。
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まとめ
薬との付き合い方とは何か。
それは、
「続けるべきもの」と「やめるべきもの」を見極めることです。
薬は単なる物質ではなく、生活の中に入り込み、時間とともに役割を変えていきます。
その変化を理解し、支えていくこと。
それが、在宅医療における薬剤師の重要な役割だと感じています。
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How Should We Live with Medicines? ― Home Care À La Carte ② ―
I am Kenji Kurihara, a pharmacist engaged in home medical care in Fuji City and Fujinomiya City.
A common question I hear is:
“How long should I take this medicine?”
Medicine is not something you simply take—it is something you learn to live with.
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[[Table of Contents]]
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Two Types of Medicines
There are two major categories:
•Medicines that require continuous use
•Medicines that should be stopped when symptoms resolve
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Medicines That Require Continuation
Examples include:
•Diabetes
•Dyslipidemia
•Hypertension
These medicines regulate the body over time.
You continue them because they are working.
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Medicines That Should Be Stopped
Examples include:
•Common colds
•Infections
•Skin eruptions
Stopping is as important as continuing.
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Confusion in Home Care
Patients may:
•Stop essential medicines
•Continue unnecessary ones
The meaning of medicines becomes unclear in daily life.
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Designing Medicines Within Life
Medicines must be adapted to real life.
They must be redesigned to fit daily living.
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Medication Calendars
They visualize:
•What continues
•What ends
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Role of the Pharmacist
Pharmacists support decision-making and understanding.
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Conclusion
Living with medicines means knowing what to continue and what to stop.



