綿布団のような薬剤師を目指す
富士市富士宮市にて在宅医療に携わっている薬剤師の栗原です。
今日は「薬剤師って結構、怖い」というお話をさせて頂きます。
どうして怖いかと言いますと、薬局でいただく処方箋の中には本当に多くの情報があり、薬剤師はそれを一覧して皆さんに対応させていただく事が出来るからです。
患者様の生年月日、性別、服用中のお薬の情報、保険情報・・。
これらは一つの情報の固まりですが、それが目の前の患者様に付属する情報である事で強力な力を発揮します。そこに患者様の声、顔、外見などが加味されていくのです。
目の前の、それまで一度も会ったことのない方の個人情報を一方的に知りうる立場というのは、特別なこととも言えます。
薬剤師が患者様と接する時間は長くて数分。短い場合、一般未満ということもあるでしょう。しかしそこで薬剤師が得る情報にはかなりのものがあるのです。また薬剤師は、その情報をキャッチする能力を経験から獲得していくものだと思います。
患者様の個性や性格も、薬剤師にとっては大切な情報です。個性や性格がお薬の服用に関して持っている影響はかなりのものがあるからです。
お薬をしっかり(正しく)飲めているのか?お薬の効果や副作用についてしっかりと理解して飲まれているのかどうか?そういったことを患者様との少しばかりの言葉のやり取りで薬剤師は受け取っていくものと言えます。
それからのことはすべて患者様の利益に帰するように使わせていただいてます。お薬の服用に伴うトラブルの回避のために、しっかりとアンテナを張って、明日も仕事していきたいと思います。