薬剤師は判断し続けるのが本分
普段、富士市富士宮を自動車で回っておりますと、患者様訪問の間の休憩時間、また時間調整のためにコンビニに立ち寄ることが少なくありません。1日に2、3回は寄っていると思います(トイレ休憩も兼ねて)。
そうすると時間潰し気分転換のために雑誌を手にすることもあるのですが、先日手に取った『日本史 パノラマ大地図帳』という雑誌がとても素晴らしかった。
日本史 パノラマ大地図帳
記事のまとめ方、歴史の捉え方も切れ味素晴らしく、子供に歴史の楽しさを教えるのにもとても役に立ってます。
1)静岡は歴史の宝庫
日々、あちこち回っていると色々な史跡があることに気が付きます。大河ドラマの『鎌倉殿の13人』が放映されていた時には、頼朝の足跡を辿って車を家族で回ったこともあります。『どうする家康』では、久能山に出向いて家康公の思いに触れようと散策しました。私の居住区には清水の次郎長が宿としていた旅籠があるとのことで、次郎長について調べてみたり。今度この映画も観なおそうと思ってます。
それにしても、学校でそれなりに時間をかけて学んだはずの歴史の知見も、できたら生かしたいものです。先ほどの『パノラマ第大日本史』では、なんでこういうふうに素敵に歴史を捉えられるんだろう?
2)歴史を掴む技法
自分が知ってる「歴史」って、暗記の苦痛が伴うもので、それほど知的好奇心を掻き立てられるものではなかったので、この本を書いた山本博文さんという方の『歴史をつかむ技法』という本をAmazonで買って読んでみました。
歴史の捉え方って、生産様式発展の視点から捉えるマルクス主義歴史観が全てではなく、また何かそこに定まった進展の法則があるのでもない。何かしら偶発的な出来事があって、歴史を振り返ってみるとそれがその時代を特徴づけるものとなっているということがある。・・そういったことを学ばせてくれる本となってます。
3)もっと人間を理解したい
歴史を捉える視点があれば、今現在、私たちが生きている世界の背景を掴む視点を得ることができるのではないかと思ってます。それは、さらに現代に生きる一人ひとりを理解する助けにもなるのではないかと思うのです。
私が仕事でお薬を患者様にお届けしてできることといえば、患者様の人生をより活動的になるよう支援することです。疾病を抱え込んで痛みに苦しむよりも、また生活習慣病で自宅に引き篭もることよりも、この富士の裾野の大自然に触れたり、社会活動に前向きに参加していただくことを後押しすることでもあると思ってます。この豊かな静岡にある文化風習の恵みにも、少しでも与っていただきたいと思ってます。そのための日々の働きができればと願っています。