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宇宙船の中の健康問題

栗原憲二

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テーマ:在宅医療、薬剤師、配薬

https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v9/n5/地球サイズの惑星が見つかった/36702

1)惑星ケプラー20

とうとうやりました。ハーバード・スミソニアン宇宙物理学センター(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)のFrancois Fressin氏らが、太陽海外の惑星の中で、惑星ケプラー20という太陽とよく似た恒星と、それを取り巻く地球サイズの惑星をいくつか発見したとのことです。

2)惑星移住の夢

 これだけ科学技術が発展し、月面探索も進む中、地球外の惑星に移住する夢も少しづつ膨らんできているところでしょう。

 私たち人類は地球上の成層圏の中で、海と雲との水の循環の中で育まれている食物連鎖の中で生かされています。そしてこの水の循環が成立するためには、物理学的な理由から惑星が地球と同じサイズでなければならないのですから、このケプラー惑星系は、移住先の候補としてかなり上位に属するはずです。


3)1000年の時間・・

 残念なのはこの惑星系ケプラー20に到着するまでには光の速さでも千年かかるという話。光の速さで移動する機器の開発が出来たとして、光の速さで移動するが故に時間の進みもないのだとしても、地球脱出船の中で1000年もの時間を過ごさなければならないというのが少し残念なところです。

4)宇宙船の中にもある健康問題



 時間の流れがないのだとしたら、私たちの健康生活はどのように支えられるのでしょうか?少なくとも生命を支えるための代謝が必要で、食べ物飲み物はもちろん必要になるはずです。そして体の代謝が進むということは、それに伴って(食べ過ぎとか偏食、細胞分裂に伴う異常の発生によって)、各種疾病も生じてくるでしょう。

 光の速さの移動船の中では、未知の病気も発症するかもしれません。

 つまり最低限、船の中に持ち込むお薬も必要になってくるでしょうが、そこはなにぶん、空間的な制限のある船内の話です。

5)私が持っていく常備薬

 私は幸い、慢性病は軽い腰痛くらいのものですが、疼痛対策としてロキソニンと、発熱時のカロナールはやっぱり欲しいです。打ち身捻挫も考えて貼り薬も必要になってきます。


 誰が感染症の病原菌を船内に持ち込むかわかりませんので、抗生物質も何種類か持ち込んでおく必要があります。耐性菌の発生も考えて強めの抗生剤も当然必要です。

 時間はいくらでもあるのですから、読書による眼精疲労対策として点眼薬も必要になります。眼圧が上がることによる緑内障、また眼球内に疲労物質が溜まることによる白内障対策の点眼も必要になるでしょう。

 狭い空間なので多少の人間関係からのストレスもあるでしょう。暴飲暴食からくる高血圧や糖尿病や腎不全などの対策薬も必要になるでしょう。

6)やっぱり色々必要かも・・

 病原菌が体に回った際には、点滴セットも必要になるでしょう。

 個室があれば、好きなアロマ(精油)も活躍の場があるでしょう。フランキンセンスとラベンダー、ローズマリーは欠かせません。

 発熱時の脱水に備えてミネラルバランスを整える補給水も必要になりますね。

 ・・色々考えると、やっぱり薬局ごと船に入れるくらいは準備しないといけませんね。

 ふじやま薬局では内科系、整形系、疼痛対策のお薬、輸液と常に準備怠りなく備えております。必要があればお声がけください。

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栗原憲二
専門家

栗原憲二(薬剤師)

ふじやま薬局

店舗は整形外科並びに内科、透析医院の処方の授受を受けているため、普段から幅広いお薬を取り扱っています。在宅では、個人宅並びに施設担当。富士・富士宮地区を幅広く車で訪問させていただいております。

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