大人目線で見て思う子供らの夏祭り
先週、富士市は吉原で行われた祇園祭に行ってきました。去年までコロナ騒動で中止だったので、こちらに越してきた私の家族にとっては初めての祇園祭でした。
普段、吉原商店街はとても静かです。郊外型のモール開発で若い人の流れもそっちに向かっているのは明らかですが、日が暮れた時間にお伺いすると、いろいろ趣向を凝らした店舗が散見されて新しい魅力を発見することもできました。
最近は商店街に店舗を構えるのに際して市からの数百万円の助成金も支給される様子です。
祇園祭は、土曜日に続いて日曜日にも参加することができました。中学生の子供達は学校の友達に誘われて歩いて行っていました。それを見た小学校の子どもたちが「自分たちも行きたい」とのことで連れて行くことになったわけです(ちなみに私には6人の子供がおります・・)。
土曜日の囃子の様子は全体的に緊張感に満たされていました。商店街を何台もの山車が行き交い、対面してはお互いの華を競い合う感じでしょうか・・。屋台で何か晩御飯がわりになるものをと考えていましたが、人出も多く、諦めました。子供達はかき氷や綿飴・・。晩ごはんはどうしようと少し悩みました・・。
二日目の日曜日は、山車の饗宴も少し落ち着いていて、ゆっくりと鑑賞することができました。お祭りは不思議です。ふとした瞬間に、時間の流れが遅くなり、集う人の頭は数えきれないのに、何か一つの意志の集合体が形成されるような感じといえばいいのでしょうか・・。
この日は富士宮焼きそば、カステラ、牛串と、食事にも預かることができました。
商店街の華を花火のように上げるのも魅力だけど、なんとか持続的に人の流れを作り出し、人と人との関係を作り出すような居場所にできるような知恵はどこかにないものでしょうか・・。