事例

会社員事業部責任者 「日常業務忙しく新しい事業部の業務拡大に手が回らない」

「今までの経験を買われて転職して、事業部を独りで任されている、社長からは、目先の事ではなく将来を見据えて仕事をしていくようにと言われているが、目先の事に追われている」


「現在は自分が、全ての業務に関わっている状態で、今後人員を増やすためには、業務のマニュアル化が必要だと考えているが、日常業務が忙しくマニュアル作成まで手が回っていない、それが出来ないと人員も増やせない」

思考が出来ないモードに傾いていると感じたため

{もし、そのマニュアルが完成したら、どうなるのですか}と聴いて行きました

「そうしたら、人員も増やせるし、業務が任せれる様になり、受注件数も増やせるようになる」

{それでしたら、もし先にマニュアルを完成させる為に増員してもらえば、どうなると思いますか}

「それは出来ないと思う、先にマニュアルを完成させるのが自分の仕事だから」

{そう思うのですね、では もし社長に先に人員増員を頼んだとしたら、どうなるのですか?}

「それは、体制を整えるのが先だろうと言われるでしょう」

{では、もし他の答えがもらえるとしたら、どんな答えだと思いますか}

「それは・・・(ネガティブな返答)」

{では、もし良い返事がもらえるとしたら、どんな風に言われると思いますか?}

「それなら、分かった、その分業績を早く伸ばせよとは、言われるかもしれない」

{そう言われたら、どうしますか?}

「もちろん、増員して業務分担してマニュアルを完成させますよ」

{そうなったら、担当部門の業績はどうなるのですか?}

「もちろん、受注件数が増えますから、大幅に向上しますよ」

{そうなったら、社長はなんて声を掛けてくれるのでしょうか?}

「よくやったな、あそこで人員を増やすという提案が良かったぞ、今の自分に足りない能力を今から見に付けるなんてムダな事だ、出来る人材を有効に使えば、その分早く成果が出せるからな、とは言われそうです」

{ここまで話されて、いかがですか?}

「人員を増やす提案をする方が、社長の意思に沿っている事に気が付きました」

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山根浩二
専門家

山根浩二(ビジネスコーチ)

サポートコーチ出雲

経営を好転させるには、やる事を足すのではなく『削る』。それが”引き算経営”の本質です。今、あなたが本当にやるべき一つの事に集中するだけで、迷いが確信に変わり、狙い通りの結果を手に入れられます。

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