中学生　会社訪問に来る

中学生、会社訪問に来る


地元の伯太中学の1年生2人が
会社訪問にやってきました。

「職場訪問インタビュー」をしに
男女2名の生徒がやってきました。

大きな声で、きちんと挨拶してくれたので
とても好感を持って、お話しさせてもらいました。




今年で3回目、男女のペアは初めてで
その事を言うと、「今は女子が多いんです。人数も少なくて30数人しかいないんです」
そんなに生徒がいないのか・・・。少なくなったものだ。

子供たちが、どうして石屋に興味を持ったのか知りたくて
「どうして、うちを訪問しようと思ったの？」と聞くと
「お墓は知ってるけど、石を切ったり磨いたりするところを見た事がないので興味がありました」って答えてくれました。

生徒の質問は

「一番大変な作業はなんですか？」
「お墓をつくるのにどれくらいの時間がかかりますか？」
「造る時どういう思いで造っていますか？」
「一つのお墓をつくるのに、何人ぐらいで作業されますか？」
「お客さんが希望したお墓は必ず作れますか？」
「お墓一つ作るのにどれくらいの値段がかかりますか？」
「この仕事をしていて良かったなぁと思う時はどんな時ですか？」
「どこから材料を入手しますか？」
「完成したらどうやって運びますか？」
「お墓以外に何か作ってますか？」
「社員は何人います？」
「いつから創業していますか？」
「年間にどれくらいの注文がきますか？」
事前に、聞きたい事を考えてきた様子で
帰ったら、発表しなくちゃいけないって言ってました。

なかなか生徒たちの質問は鋭く、よく考えてきたんだなぁ～と思いました。

展示場を説明し見て回り、
「これお墓ですか？　こんなお墓見たことない！？」
これおじさんのデザインしたお墓だからどこにもないよ！
「すご～い、デザインもするんですか？」
CADといってこのパソコンで作るんだよ。
なんて話したり、

CADで作った設計図を元に
立体ミニチュアを作る機械を見て「こんな事もできるんですか！？」
驚いていました。
これは日本に3台しかない機械なんだよ。と言うと
目を大きくしてまたまたビックリ


（機械と機械の上部に作成した模型が載っています）

話は2人の部活の話になり
女の子は、バレーボールをやっていて、
去年（小学6年生）は全国大会にも行った凄い女子でした。
校舎の庭にあるバレーボールの記念碑を知っていて、
私も全国大会に行ってあんな記念碑を作ってもらいたい！
って言ってました。
この記念碑はうちが作ったものですが、
生徒の集合写真を黒い石にレーザー加工して張り付けてあります。
この写真のなかに自分も入りたいと言ってました。

伯太中学男子バレーボール部全国大会記念碑
（全国大会ベスト16）
（中国大会優勝）

（中央の黒い石に写真をレーザー加工した石が付いています）
（私がデザインした記念碑です）
本来なら全国大会でもっと上位を狙えるチームでしたが
実力を十分発揮できなかったようで残念な結果でした。


男子は野球部だけど、なかなかうまくならなくて・・・と
恥ずかしそうに言ってたから

「人よりもうまくなりたかったら、部活だけじゃなく、
家に帰って人よりも余計に練習しなきゃ上達はしないよ。
人と同じことをしてたらいつまでたっても人よりもうまくなれない。
勉強だって一緒で
学校で教わってそのまま何もしないより
家で復習したり予習したりするから、
勉強が良くわかるようになるし成績も上がるんだ。
だから諦めないで頑張りな！
必ずうまくなれるって！」

私が剣道を指導している話や、
そばにいた私の息子が剣道で県でも一二番を争うような剣士だった事を話したりして
努力の大切さを話してあげました。


最後には、
これからの人生で目標を持って頑張る事が大切な事で、ぼんやりと生きてても何もならない。自分をしっかり持って行きなさいとか色々話して帰って行きました。

帰ってから、2人がどんな発表ができるのかとても楽しみです。
そしてどんな大人に成長するのかも楽しみです。
今日が二人にとって良い経験になったら良かったです。
　　　



後日、生徒たちからお礼の手紙をいただきました。

とても感動したようです。
今回の事が少しでも生徒の勉強に、そして将来に役立つ事が出来たのかもしれません。
彼らの未来に期待したいと思います。

中学生からの御礼の手紙