NACKEYのボーカル講座 ①
超ウルトラハイトーン発声方法
ハイトーン発声にはまずマインドを整える
超ハイトーンを発声するのは、一朝一夕で完成は難しい。まず大切なのはマインドなんだ。「はいはい、またナッキー先生のマインドの話が始まったか」と思う前に、どういったマインドが大切か考えてみよう。それは「焦らない」ということがまず第1だ。
激しいスポーツと同じように、必ずウォーミングアップから始めよう。そして毎日トレーニングする根気・・というか「この曲が歌いたい、歌が大好き」という熱意だ。
そして、練習の時には必ず勝利すると確信することが大切。そう、準備と必ず発声できるというポジティブシンキングが必要なんだ。
しっかりとした意識と、自分は確実に上ることが出来るという自信を持つ事なんだ。
そして歌で一番まずいなことは、出来ないと思うこと。自分は歌えないと思うこと。
これをしてしまうと、本当にそうなる。
しっかり準備して、イメージトレーニングで歌えていれば、必ず歌えるようになる。
超ハイトーンを発声するための身体作り
ハイトーン発声に対応するには、声帯のコンデションをと整えたり、声帯を動かす筋肉のトレーニングが必要だ。
ハイトーン発声の練習で絶対にやってほしく無いことは、表声(実声・地声)での発声だ。初心者がまずやってしまうのがこれだ。身体が出来ていないのに、いきなりプロのハイトーンを発声しようとするのは、プロのボクサーと試合をするようなもの。
声帯を壊す。
まずは準備運動、毎日のトレーニングが必要なんだ。
それが理解できたら実際のレッスンを教えよう。
リップロール
唇を軽く閉じて、唇を合わせて安定した息を送りし、唇を震わせよう。出来てきたら次は音に合わせてやってみよう。
次は均等に長い時間リップロールを実行しよう。
難しい場合は、唇を濡らしたり、唇の端を引っ張る、両手で頬を支えるなど、いろいろ工夫してみよう。
これが出来るようになったら、次に自分の最低音(表声)から入り、最高音(裏声)までリップロールしていこう。
「換声点」を意識して繰り返し行っていこう。
6:20あたりがリップロール・タングトリルの説明です。
タングトリル
口を軽く開いて、舌を上あごにつけてみよう。そして安定した息を送くり、舌をトローリングさせよう。
こちらもまずは、次は音に合わせてやってみよう。
次は均等に長い時間リップロールを実行しよう。
難しい場合は、「らりるれろ」を意識したり、舌を上あごに全力で押し当てたまま3秒keepなど舌筋を鍛えよう。いろいろ工夫してみよう。
これが出来るようになったら、次に自分の最低音(表声)から入り、最高音(裏声)までリップロールしていこう。
「換声点」を意識して繰り返し行っていこう。
これが出来るようになったら、次に自分の最低音から最高音までタングトリルをやってみよう。
リップロール・タングトリルはどちらかが出来れば良い。多くの生徒さん達もたいていどちらか得意な方がある。勿論、両方出来るのが1番なので毎日練習しよう。
ピアニッシモシンギング
発声出来るぎりぎりの1番小さな声で、歌ってみよう。息はたくさん使って、上半身完全リラックスで、重心は下に支えながら。
つまり、呼吸と姿勢と支えは、公式戦に出る本番と同じ状況を想定しながら、自分の最も小さい声で歌う。
歌う時にピッチと声量を考えるとしたら、ピッチを合わせることに集中して声量1%のイメージだ。
声量のコントロール
ハイトーン発声に大切なのは実はこれだ。
この練習がなぜ必要かというといきなり全力(フルボイス)で歌ってしまうと声帯をいためる。また同時に、声量のコントロールのテクニックも身につく。
カラオケ好きのボイトレの指導を受けていないほとんどの人の歌は、常に大きすぎる。
ほとんどの人が、100%に近いくらいの自分が一番出る声量で歌っています。声量コントロールの練習では自分のMAXの声量の50%くらいまでを使って歌おう。
歌には、1%の声量から、50%位までの声量を安定的にコントロールするからこそ、メロディーラインのいいところで80%以上の声量で表現出来て、感動が生まれるのだ。
そういう意味でも、この段階は必要だ。
声量のコントロール
息の吐き出しから行う。まずは中間音域で行おう。
C4(ド)からスタートしよう。徐々にピッチを上げていき、A4(ラ)HighAまで頑張ってみよう。男性であればこのキーが発声出来れば、たいていの曲は歌える。
この後はホイッスルボイスに挑戦してみよう。
MISIA つつみ込むように•••
https://www.youtube.com/watch?v=B5077s3sIhY
歌いだしからすごい!補遺数るボイス全開だ!
これがデビュー曲だからアマチュア時代から発声出来てたんだね。
ホイッスルボイス発声
通常のMIXVOICEやファルセットや裏声とは発声方法が違い、声帯閉鎖して発声する。のどぼとけを輪状甲状筋という声帯の筋肉を使って発声する。
のどぼとけ(甲状軟骨)を触って高めの声を発声しよう。のどぼとけが上に移動したのがわかるかな。その時に声帯を引っ張る筋肉が輪状甲状筋だ。次に自分の発声できる1番高いKEYの一つ上の音階のKEYを発声しよう。
この時に気を付けてほしいのがなるべく「小さな声」から行うことだ。「キュ」というイルカの鳴き声をイメージしよう。その時のポイントはなるべく小さな声量と、のどぼとけを上に上げる、筋トレのイメージだ。そうすると自然に丹田に力が入ってくるのだ。
繰り返し発声練習を最初に言ったように焦らずやってごらん。
この生徒さんみたく必ず歌える。
しっかり練習をして、イメージトレーニングも駆使し
必ず歌えるようになるからね。
頑張ろうね、応援しています!
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