冬の肌トラブル対策
6月にはいり、湿度が高いと感じる日が出てきました。
テレビでもカビ取りのコマーシャルが増えています。カビはいやですね。
人の体もカビが増えないよう湿気取りをしていきましょう。
①身体の水の働き
人の体には水が貯えられ、体を潤しています。
一部は血液となります。この水が足りないと肌が乾燥する、
喉が渇く、などの症状が出て、多すぎると浮腫みや尿量が減ります。
水分の停滞は湿気となり病気の原因になります。
湿気には体の外からと中からの二つがあります。
外からは自然界や環境の湿気。
体の中からは身体の内臓、特に胃腸の働きが衰えると湿気が停滞します。
胃がムカムカして張ったように重く、食欲がなく下痢をしやすくなります。
他の症状は体が重く、頭が重い、ぼーっとする。倦怠感が強い、湿疹の症状が悪化する、膀胱炎など、女性はおりものが多くなります。
②冷たいものを飲むとどうなる?
日本の特徴は湿気が多いことです。蒸し暑くて冷たいものを飲むと、胃腸がさらに働きが悪くなります。
胃腸は体温の37℃前後で消化酵素が働きます。
でもキンキンに冷えたビール、氷水、冷たい料理を摂ると、せっかく摂った栄養が消化されません。
例えていえば、一日1000円分お食事を摂ったとしても2割消化しないと200円一か月6000円、1年で72000円、10年でなんと72万円も栄養を損しているのです。
③体温以上の物
まずは体温以上のものをいつも摂るように心がけてください。でも冷たいとおいしいもの、サラダ、刺身などは量を減らして熱い味噌汁などと一緒に摂って胃の中で混ぜるとよいです。
④おすすめの食べ物
体内の余分な湿気をとる利水作用があるものには、キュウリ、ハトムギ、冬瓜などがあります。
ハトムギは殻が付いているときの状態をいいます。鳩が好むからというのが名前の由来です。
その殻をむいたものを「薏苡仁(ヨクイニン)」といい、医薬品になります。
医薬品を製造販売する人は成分を決められた量を入れなければならないので、安心して飲むことが出来ます。
(写真ヨクイニン)