先人の思い、「食は医なり」

柿は冷す、といいますが、本当ですね。
お店のお客様で、蓄膿症で鼻茸のある方が、今年、柿が自宅にたくさん出来、
美味しくて、毎食一日三個食べていたそう。

そうしたら、せっかく漢方薬を飲んで取れた鼻茸もムズムズ出来そうになって来て、
鼻も詰まり始めて来たそうです。
冷えて血流が悪くなったのでしょう。

昔から柿は冷す、といわれています。
薬膳の本はそうした昔からの経験からまとめた食べ物の性質、温める、冷す、その中間といったことが書いてあります。

食べ物は、薬ほど作用はシャープではないので、よくこのようなことが昔の人は分かった、とびっくりさせられます。

先述の方のような例が積み重なって確信となり、まとめられたものと思われます。
長い数千年の単位でしょう。
「食は医なり」食べ物は薬
食べ物で健康を保っていこうという先人の思いが伝わってきます。