冬の肌トラブル対策
もう暮れの時期が近くなってきましたね。
皆さんは、おせち料理にはどのような物が入っているか、すぐお分かりですか?
黒豆、栗きんとん、伊達巻やエビ、昆布・・・・・・など色々な具材がぎっしり入っており、
色鮮やかですよね。
実はそれぞれ意味合いもあり、薬膳としても効能があるのです。
~おせち料理の由来や効能~
まずはおせちの王様、エビ。
腰の曲がったエビは、その見た目通りに長寿を願ったものです。
おせち料理は無病息災、長寿を願ったものですが、エビは
薬膳の効能として、腎機能を高めて体内の気を補ってくれます。
腎気とは生命エネルギーのことです。
次に昆布。
“喜ぶ” にかけた縁起物。薬膳の効能としては熱を取り、体内の痰を排出します。
また、水の流れをよくするため、むくみにも良いとされています。
黒豆についても後日詳しく書きましょう。
それぞれのおせち料理に効能はあり、調べてみると面白いですよ。
今回は、その中でも “栗きんとん” にフォーカスをあてて、お伝えします。
~クチナシ入りの栗きんとん~
栗きんとんの黄金色の美しさの様子が、黄金に例えられ、豊かな1年を願う意味合いがこめられています。
この黄色の色付けに使用されているのはクチナシの実です。
乾燥したクチナシの実をお湯につけて出てきた黄色の汁を、サツマイモと一緒に入れて煮ます。
人工の黄色の着色料を使用したものもありますが、実はクチナシに大事な意味があります。
クチナシの実は、生薬でも使用され山梔子(さんしし)と呼ばれます。
山梔子は、体内の湿(老廃物)を取ってくれる働きがあります。
例えば、食べ過ぎた時の体内の掃除を担ってくれるのがクチナシです。
さらに、クチナシにはリラックス効果もあるのです!
そして栗には消化を良くする働きや、胃を保護する効果があるので、
クチナシ入りの栗きんとんを食べると胃がすっきりします。
ある年の暮れ、私が忙しくおせち料理の準備をしているのを見かねた主人が、
スーパーで出来合いの栗きんとんを買ってきてくれました。
それをいただきましたが、どうもお腹がすっきりしないのです。
よく見るとクチナシの入っていない人工着色料の栗きんとんでした。
この時に、身をもってクチナシが入っていることの重要さを体験しました。
我が家では、ミカンの絞り汁を加えた栗きんとんが、家族に毎年好評です。
爽やかな香りがしてオススメです!
今年はぜひ、クチナシ入りの栗きんとん、皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。
栗きんとんのレシピはこちら↓
栗きんとん | 埼玉県のウエマツ薬局 (kanpo-uematsu.co.j