リスクに気づかずに走り続けるリスクについて
4月に入りちょうど多くの企業様が決算の時期を迎えております。
先日、ある企業様からご相談を頂きました。
その内容は、「 決算書はどう使えば良いのか? 」という疑問でした。
皆様はどのように「 使用 」していますでしょうか?
もしかすると決算期に税理士から渡された時に一度だけ見て、あとは棚の奥にしまっている。
このような方が多いのかも知れません。
しかし、決算書は経営者にとって会社にとってとても重要な資料なのです。
そこで今回は皆様に一つだけご提案をさせて頂きます。
3月末決算の会社であれば5月くらいには決算の数字がまとまってくると思います。
それまでに今期のおさらいと復習をして欲しいのです。
もしも、復習?なにそれ?と思われた方はもしかすると、年間の数値目標を作っていないかも知れませんね。
前期の内容を踏まえて今期・・・
なにをするのか?
どれくらいの業績にするのか?
それはどうやってやるのか?
など、具体的な内容にして行きます。
それらのことを事業計画とか年度計画とか経営計画とか会社によって違いはありますが
年間の事業計画となります。
私が皆様にお勧めするのは、担当の会計事務所や税理士事務所と共に
年間の売り上げ計画(事業計画)を策定してみることです。
そして、毎月ごと、3か月ごと、6か月ごとのように1年間を4分割して
それ毎にどうだったのか?なにがよくてなにが悪いのか?
経過をチェックし、対策をしながら進める。
これが大切です。定期的な確認です。
決算書が手元に来たら、すぐに終わずに損益計算書も貸借対照表も
両方の中身ついて良く確認し、
無駄はなかったか?
失敗の決断はなかったか?
上手く行ったことは何か?
減らせる物はないか?
資金は足りているか?
返済が進んでも資金は足りるのか?
など
決算書はその会社の経営者に対する「 通信簿」と言われます。
皆様も決算書を正しく、道具として使いながら今期の業績、並びに未来を切り開いて頂ければと願っております。
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今、わからなくても恥ずかしい事など何もありません。
知ったかぶりして知らないよりも、知りたい事を知ることの方が100倍大切です。
いつからでも学べます。やれば出来る!!
気軽にご一報ください。目から鱗の決算書の使い方をお伝えしております。
中小企業の社長を応援するのが私の仕事です。
共に未来を想像し明日の喜びに一歩前進!
新井仁士