採用難。というリスクについて
皆さんこんにちは、リスク先読み経営研究所の新井仁士です。
今日のタイトルは、採用定着の課題が将来の大きなリスクの火種だ。
というお話をしたいと思います。
先ず下記のグラフを見てほしい。
私は1973年生まれで第二次ベビーブームの真っ只中に生まれました。
その時点で大凡200万人ほどだった出生数ですが・・・
それが2019年には87万人へと減少しています。
単純に見ても40年で50％を切った計算となる。
単純に半分・・・
しかし現在の日本には中小企業だけでも358万9000社程ある。
約20年後にこの数がどこまで減るのか？不明だがこれが半分になる事までは
減らないと仮定して、180万社・・・でも90万人以下の人材しかいない。
180万社だったとして2社に1人・・・
会社の数がもっと多いことが予想できる為、300万社だった場合3.4社に1人
少子化は中小企業にとって現在も将来的にも大きなリスクとなっていることは
間違いないと考えておいた方が良い。と私は考えます。
しかし・・・
現在は目覚ましい技術革新が日進月歩で進んでおります。
ロボット技術の進歩も目覚ましいスポートで進んでいます。
人口が減少することは確実ですがそれを上回るスピードで技術の進歩が進み
それによって生産性が格段に高くなって現在の三分の一の労働者で現在以上の
生産性を高めることが出来れば、この課題や問題は解決できる事となります。
しかし我々世代は今を生き、今を経営しているのです。
様々な媒体の出現でマーケティング戦略や広告戦略は多様化し
年々広告宣伝費は企業にとって高まるばかりとなっています。
中小企業はヒト・モノ・カネ・情報の全てにおいて余裕のない状態で
戦っています。戦い続けなければなりません。
そのような中で経営をし続けてゆくことは簡単なことではないのです。
ましてや商品やサービスやそのアイデアなどは人からしか生まれないのです。
そしてまたそれを購入するのも人だけとなります。
どんなに良い商品を持っていても・・・
それを生み出す人がいなければ・・・・・
それを売る人がいなければ・・・・
価値を生み出し、価値を高め、価値を広める。
これが経営者にとって大切なことです。
お客様から選ばれる。選ばれ続けるようになるとこも大切ですが、
社員から選ばれる。選ばれ続ける会社になることも大切です。
あなたの会社の商品やサービスと出逢えて良かった。と言われること
あなたの会社で働くことが出来て幸せです。と言われること
そしてそういう社員が働く会社が提供する商品やサービス。
これは、他の会社の商品やサービスとは全く違った価値が付加されると
私は考えています。
その為には、先ず、自分の会社の本当の魅力に自分達が気が付かなくては
それを伝えることは出来ません。
それを発見し、又発掘し、広めて、その価値や価値観に気がついた
人たちの中であなたの会社の価値観に共感する人が集まれば、
その会社のアウトプットされる価値は飛躍的にアップする。
皆さんの会社の魅力はなんですか？
皆さんも会社の強みはなんですか？
大切にしている考え方はなんですか？
何を大切にしていますか？
どんな人がどんな思いで働いていますか？
お客様にどんなに喜んでいただけていますか？
など
経営におけるリスクを考えるときには、先ず自らを見つめ直す。
自らの現状を明確にする。
これがとても大切です。
車のナビゲーションでも、現在地がずれていたらどこにも辿り着けませんよね。
今回のお話は、採用定着の課題が将来の大きなリスクの火種だ。
というお話をしました。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
リスク先読み経営研究所
新井仁士
