埼玉県の液状化想定と減災プロジェクトマップを活用しよう

原井啓介

原井啓介

テーマ:住宅購入

地震で怖いのは建物の倒壊だけではありません。
大地震の際よく報告される液状化現象
県内では東日本大震災の際、久喜市での液状化が記憶に新しいところです。

液状化の定義を簡単におさらいしましょう!
簡単な説明ですが以下参照ください。
地下水位以下(水中)で、緩く堆積した、砂の層(きれいな砂)が、地震の揺れによって出口を求めた水が、水圧の低い地表めがけて移動するため、水に引きずられる形で砂が移動するといった仕組みです。

液状化しやすさとはにも条件があります。
砂地であることのほかに(粘土地盤では起こらない)シルトや粘土などの含有率が低いとその隙間に水が占めてしますため起こりやすい。地下水位面が地表面と近い(3m以内)等の条件があります。


これは埼玉県が公開している液状化しやすさの分布図です。

液状化しやすさ

埼玉県HPより
震源地による予測分布図も公開しています。
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/higaisoutei/documents/607059.pdf

埼玉県が想定する5つの地震設定

断層位置

埼玉県HPより
東京湾北部地震M7.3 茨城県南部地震M7.3 元禄型関東地震(M8.2確率ほぼ0)
関東平野北西縁断層帯地震M8.1 立川断層帯地震M7.4

中でも30年以内にM7級の発生確率70%の地震として注意すべきなのは 東京湾北部地震(液状化被害想定14071棟)と茨城県南部地震(17591棟)

さいたまでは、減災プロジェクトとして、天候・災害に関する情報を投稿するウエブサイトを開設しています。
避難マップや液状化マップなどの防災マップを重ね合わせることもできます。
http://weathernews.jp/gensai_saitama/#
個人的に便利なので利用しています(笑)

不動産購入の際はぜひ各自治体で公開している情報をきちんと確認しましょう!

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原井啓介
専門家

原井啓介(宅地建物取引士)

株式会社 建成

「家は一生の買い物ではなく、変化するライフスタイルによって住み替えていくもの」という前提から、購入時と売却時の価格に差異のない物件購入を専門的な見地からアドバイス。

原井啓介プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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