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塗装会社の規模【会社の大きさ】

三村和弘

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テーマ:塗装業界のカラクリ

塗装会社の規模を大きくすることで、よりお客様の為になる事って何があるのでしょうか?
しいて挙げるとするならば〝ネームバリュー〟でしょうか。

会社を大きくすれば必ず

「下請け制度」

の始まりです。
もう現場は下請け業者に

〝丸投げ〟

状態です。
塗装業界においては、会社の規模=高品質は成り立ちません。
なぜなら

〝質より現場量〟

になるからです。
なぜそのようになるか、元請け⇒下請けということは元請けの取り分(マージン)が必ず発生します。
下請け業者は、かなりギリギリの請負金額で請け負っています。
ひどい業者になると赤字になってしまう事もざらです。
そうなるともちろん下請け業者には《家族》がいます。
養う為に、趣味や娯楽の為にギリギリの生活費で満足なはずがありません。
少しでも生活費をプラスにするには、現場量をこなさなければなりません。
どこか端折れる部分を見つけ、1日でも早く終わらせるために、

〝手抜き〟

が発生していきます。
この悪循環が

答え

です。

しかし、これは全て下請け制度が悪いわけではありません。
下請けに安い金額で請け負わせている元請けが悪いんですね。
下請け業者にそれなりの適正な金額で請け負わせていれば、下請け業者もきちんと施工してくれます。

ただ一つ、落ち着いて考えてみてください。
元請も経営が成り立つ範囲のマージン費用を利益にして、下請けもそれなりの金額で請け負わせるという事は、もちろんお客様にご提示する〝合計金額〟が高額になるという事です。=

適正価格にはならない。


もちろん良い下請け業者さんもいますが、悪質な下請け業者も多いです。

失敗しない業者選びをするには、わかりやすく例えるならば、「お祭りで〝くじ引き屋〟が2店あります。はずれありのくじ引きを引くか、はずれ無しのくじ引きを引くか」です(^_^)

下請け業者さんもお客様も同じ〝人間〟です。

「赤字でも適正な工期をかけて適正な施工をする」という職人さんがいるでしょうか、、、

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三村和弘
専門家

三村和弘(建築塗装業)

三村塗装

現地調査から見積もり、契約、施工、引き渡しまでを一貫対応。無駄なコストを省いた適正価格で、顧客目線に立った高品質の外壁塗装工事を行っている。外壁診断士の資格を持ち、高い技術力と豊富な知識も強み。

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