採用に活かすマーケティングの知恵:3つの価値の実践事例
SNSチーム広報のすすめ
採用と広報は、表裏一体です。
私は広報一筋40年、外資系ブランドでPR 27年の経験を持ち、
中小企業診断士として独立後は300社以上の企業支援を行ってきました。
そこで痛感するのは、中小企業の経営者が
自社の魅力に気づいていないという現実です。
だからこそ、採用にも苦戦してしまう。
求職者は必ずHPとSNSを見に行きます。
HPで会社の将来性を、SNSで組織の雰囲気を確認するためです。
「チーム広報」が組織を変える
私は昨日、「採用費ゼロで優秀な人材が集まる!SNSチーム広報術」
という企画で出版コンペに挑戦しました。
採用できない、人が集まらないと悩む中小企業の課題解決に向けて、
私の経験と知見を一冊にまとめようと試みたのです。
提案のポイントは「チーム広報」。
経営者が編集長となり、
社員と一緒に自社の魅力を再発見し、発信していく。
そのプロセスで、社員が育ち、組織が活性化し、
採用費用も激減します。
SNSは価値観を共有する場
実際、オンラインビジネスやマーケティングの経験が
少ない中小企業でも、SNSは最適な広報ツールとなります。
広告費も採用費用もかけられない中小企業が、
自社の魅力を発信できる絶好のチャンスなのです。
ただし、SNSを単なる宣伝ツールと考えては効果は望めません。
キャンペーンの案内や求人募集ばかりでは、誰も共感しません。
SNSは価値観を共有する人たちの交流の場。
経営者や社員の等身大の思いを、
自然な形で伝えていくことが重要です。
たとえば、工場の職人の丁寧なものづくりへのこだわり、
美容院のアシスタントがお客様のために重ねる工夫など
、日々の仕事の中にある「当たり前」を
丁寧に拾い上げ、発信していく。
そうすることで、社員自身が自社の価値を再認識し、
より良い仕事につながります。
今回の出版コンペでは採用には至りませんでしたが、
この考えを様々な形で発信し続けていきます。
自社の社員を先にファンにしないで、
SNSを外注や広報スタッフに任せても意味がありません。
まずは、経営者と社員が一緒になって自社の魅力を見つめ直す。
その一歩から、効果的な採用と広報は始まるのです。
中小企業の皆様の広報・採用支援について、
ご相談をお待ちしております。